ボリビアはウユニ塩湖だけじゃない! 世界遺産「古都スクレ」を旅してみた!(中編)


ハロハロ~\(^o^)/
どうも週末トラベラーのKAISEです!
今回は前回に続いてスクレを一緒に旅しましょう!(前回の記事はこちらから!)

前回は丘の上で街全体を展望しましたが、今回は街の中心に向かって下っていきます。
世界文化遺産の町並みや教会の様子もレポートしちゃいます!



※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在、不要不急の海外渡航は中止するよう求められています。外務省の海外安全ホームページ等で最新の情報をご確認ください。





散策ルート

今回の散策ルートは以下の通り。
街の南東の坂上から街の中心広場に向けて下っていき、途中の教会などを見学します。
前回と違って今回は下りなので散策は比較的楽でした。

Google Maps





①,②カルボ通り周辺の教会群

さて、お腹もいっぱいになったので散策を続けましょう!

カルボ通りはスクレのメインストリートの1つ。
通り沿いには写真のようなスペインを彷彿とさせる白壁の建物が軒を連ねています。
訪れたのがカーニバルの時期ということもあって、カーニバルの仮面を模した飾りが家々のベランダに飾られているのをよく見かけました。

メインストリートということもあって車もたくさん走ってますね。
こういう時についつい車のメーカーを見てしまうのは日本人だからでしょうか?(笑)
ちなみに、スクレではトヨタと日産が一番多かった気がします。
ただ、上記の2社の車は年季が入った中古車のようなものが多かったですが、なぜかスズキだけは新車のような状態の良いものが多かった気がします。
なぜかは謎です(笑)


日本車を数えながら坂道を下っていると、特徴的な鐘楼を持つ教会「①サン・ラサロ教会」が見えてきました。

▲ う~ん、電線が邪魔(笑)というか電線低くない!?

まぁそんな”映え”の文句は置いておいて・・・。

スクレの街の中ってこういう正面ゲート型鐘楼タイプの教会と、フランスなどでよく見る鐘塔タイプの教会が混在しているんですよね。
宗派とか建立年代で違うのかなと思ったのですが、大体の教会が16~17世紀に作られているので少なくとも年代での違いではなさそうです。


更に下って、カルボ通りのお隣、ラベロ通りにあった「②サンタ・テレサ教会」。

こちらも先程のサン・ラサロ教会と同じゲート型の鐘楼をもった教会ですね。
サン・ラサロ教会より間口は狭いですが、奥行きがある教会のようです。

余談ですが、筆者は早朝に空港から乗り合いバスで街中にきた後、道に迷ってしまい、ちょうどこの教会から出てきた神父様に助けられ、流暢な英語で街を案内していただいたということがありました。
実は他の都市でも同じようなことがあったので、ボリビアで道に迷ったときは近くにある教会の方に道を尋ねてみるのも良いかもしれません。


それにしても、このカルボ通りの周辺は本当に教会が多いです。
1つの教会の2ブロック以内には別の教会があるような感じです。
そして、教会が多くあればあるほど目につくのがこのマーク↓

▲ 皆様おなじみユネスコの世界遺産のマークです!

やっぱりこのマークを見ると少しテンションが上がります!
もちろん大事なのは見かけのブランドではなく、自分がそれを見てどう感じるかということなんでしょうけど、それでも自分が今立っているここは世界にその価値を認められたところなんだって思うと、なんだかワクワクしてきますよね!
みなさんもスクレに来た際は、街中にたくさんあるこのマークを探してみてくださいね。
きっと旅行のワクワクがより一層高まると思いますよ!





③サンタ・クララ修道院・博物館

カルボ通りをさらに下っていくと、3階ぐらいはありそうな大きな箱型の建物が見えてきました。
よく見ると建物の中に鐘楼があるためここも教会のようです、目立たないところに入り口と看板があり、「サンタ・クララ修道院・博物館」と書かれていました。
せっかくなので見学させていただきましょう!

エントランスに入ると鐘楼を真下から見上げる格好に!青空に白亜の鐘楼が良く映えてます!

ここから2階への階段を登り、建物に入ったところに受付があります。
受付と言っても仰々しいものではなく、机にチケット売りの人とガイド役の方がいるだけでした。
ここで、見学料の20BS(約320円)と写真撮影代10BS(約160円)を払ってチケットと撮影許可書をもらいます。ただ、写真撮影は中庭と地下の墓地しかできませんでした。
ということで、このレポートでも中庭の写真しかお見せすることができません(流石に墓地は罰が当たりそうで怖い^^;)。
ただ、教会によっては写真撮影一切禁止のとこもザラにありますので、素敵なお庭の写真を撮らせてもらえただけでも良かったのかもしれませんね。(^^)


修道院の見学はスペイン語ガイドの方に各部屋の鍵を開けてもらいながらまわっていく方式で、2F展示スペース→中庭&回廊&修道女の部屋→1F展示スペース&地下墓地→礼拝堂の順でまわっていきます。
所要時間は45分ほどで、道中ガイドの方がスペイン語で詳しい説明をしてくれます。
ちなみに、スペイン語が全くわからない筆者にはガイドさんがグーグル翻訳を使って説明してくれました(感謝です(T_T))。


っと、前置きが長くなってしまいましたが、お待ちかねのお庭の様子を公開しちゃいます!

▲ うわ~広い!

中庭には花や果樹が植えられており、季節が変わっても常に何かしらの花が咲いているそうです。
また果樹も、びわやももの木などが植えられていました。

▲ 中庭周りの回廊の様子

全体的にオレンジがかった白色をしており、周りに整然と並ぶ柱はパルテノン神殿と同じエンタシスの形状をしていました。
こういうところからも遠く地中海文化の影響を感じられますね。

▲ 回廊をまた別の角度から

屋根は木組みの上に細い枝を渡した構造。
ちなみにこの修道院は修道女の修業の場として約400年前に建設されたそう。
修道院の名前にもなっている聖クララさんはイタリアの聖人で、女子修道会クララ会の創始者だったらしいです。

▲ 回廊の先に見える鐘楼

赤茶色の屋根と白の鐘楼もいい感じです。
この景色、建築されてから約400年変わっていないと思うとすごいですね。


ちなみに、中庭以外の展示室では、司祭が着る金糸でできたローブや金の聖杯、大小様々な宗教画や金銀のレリーフなど見応え充分でした!
特に大聖堂に設置された約350年前に作られたというパイプオルガンは一見の価値アリです!





次回予告

次回はやっとスクレの街の中心「5月25日広場」へと足を進めていきます!
カテドラルに納められた様々な宝石をはめ込んだ黄金のマリア様など見どころ満載ですよ!

それでは次回も世界の片隅で!
アディオスアミーゴ\(^o^)/