「乗り継ぎ観光」でお得に+1都市! 1日でめぐるフランクフルトの観光スポット10選
みなさん、今年の年末年始はどのようにお過ごしでしょうか?
私は今年は初めてイタリアで年末年始を過ごしてみましたが、以前日本へ帰国したときのお話です。
イタリアから日本への帰国便を探していたとき、乗り継ぎが良く、かつ安い航空券がなかなか見つからず、ふと思いました。乗り継ぎが良くない便の方が安かったりする。それなら逆に、長めの乗り継ぎ時間を使って観光するのもありなのでは!?と。
そして実際に試してみたところ、お得にもう1都市楽しめてとても気に入ったので、勝手に「乗り継ぎ観光」と名付けてご紹介したいと思います。
どこで乗り継ぐか?決め方のポイント
乗り継ぎ観光しようと決めてから、それまではトータルの移動時間がなるべく短い航空券を探していたのを、逆になるべく長いものに注目して探し始めたところ、早速良さそうな航空券を見つけました!フランクフルトに9時頃に到着し、18時頃に出発するというスケジュールです。滞在時間は約9時間、2時間前に空港に戻っていることを考えても、約7時間あります。
フランクフルトはこれまで乗り継いだことはあっても街に行ったことがなかったし、かといって個人的にはなかなか目的地としては選ばない場所なので、乗り継ぎついでにちょっと観光できたらちょうどいいかも!!とテンションが上がります。
そして次に、空港から市内へのアクセスを調べたところ、なんと電車でたったの15分前後!近い!!移動時間を差し引いて余裕をみても6時間くらいは観光できそうです。更にテンションが上がります。
では、フランクフルトは6時間で観光できるものか・・・?どうやら、比較的コンパクトな街のようで、6時間でもある程度主な観光地は回れそうです。
ちなみに、空港からフランクフルト以外にも行ける都市はあるのか念のため調べてみたところ、マインツという街も空港から電車で30分くらいのようです。マインツにはザンクトシュテファン教会という、青のステンドグラスが美しい教会があるようで、一瞬迷いましたが、フランクフルトにも行ったことがないことを思い出した私は、今回はおとなしく(?)フランクフルトに行こうと決めました。
そして、私が実際にめぐったフランクフルトの観光地10ヶ所をご紹介します。ルート順に並べていますので、ぜひモデルコースとしても参考にしてみてくださいね。ちなみに全て徒歩で回れます!
フランクフルトの観光スポット10選
まず、空港からフランクフルト中央駅へ移動し、そこからスタートです。
①€マーク
欧州中央銀行があるフランクフルトにはユーロのマークのオブジェがあり、オススメの写真スポットです。フランクフルト中央駅から徒歩5分ほど。
②マインタワー
ユーロマークから徒歩5分くらいでマインタワーに到着します。外観は普通のビルなので一度は通り過ぎてしまいました…。
約200メートルの高さからフランクフルトの街を一望できます。観光の前にここから街を見渡すと、全体像を把握できてよいかと思います。
③旧オペラ座
マインタワーから道なりに進むと、立派な旧オペラ座にぶつかります。ここでクラシック鑑賞…の時間はさすがにないので、今回は外観のみ。
④ゲーテ通りとゲーテ広場
旧オペラ座前から高級ブランドショップが集まるゲーテ通りを抜けると、ゲーテ像があるゲーテ広場にたどり着きます。
⑤ハウフトヴァッヘ
ゴシック様式のクラシカルな建物は、昔監獄だったそうですが、現在はカフェが入っています。少し疲れていたらここで一休みしてもいいかもしれません。
⑥ゲーテの家
ゲーテ広場から少し小径に入るとゲーテの生家があります。現在は博物館になっているので入ろうか迷いましたが、この時はあまり時間に余裕がないと思っていた私は、外観のみで入りませんでした。後になって考えると、入れる時間はあったなーと思います。
⑦レーマー広場
木組みの建物が並ぶ広場。フランクフルトの中で1番ドイツらしさを感じられる場所ではないでしょうか。
この広場に面した、ツム・シュヴァルツェン・シュテルンというお店でランチを食べました。
ランチはやっぱりビール!と、ドイツ名物のアイスバイン!と思いましたが、アイスバインはベルリンの料理でこちらにはないとのことだったので、オススメされた豚肉のアップルサイダー煮込み。
なぜアップルサイダー!?と思ったのですが、フランクフルトではアップルサイダーやアップルワインが名物のようです。
⑧聖バルトロメウス大聖堂
レーマー広場から歩いてすぐのところに高くそびえ立つ大聖堂。聖堂内には無料で入れますし、有料で塔に登ることもできるそうです。
⑨アイゼルナーシュテグ
アイゼルナーシュテグ(鉄の橋)を渡ってマイン川の対岸へ。この橋は「愛の橋」などとも呼ばれ、恋人たちが南京錠をかけていくそうですが、それだけでなく、橋からの眺めも楽しめます。
⑩シュテーデル美術館
シュテーデル美術館はフェルメールやルノワール、モネなど、ドイツで随一のコレクション数を誇る美術館です。実は私は美術にはそれほど造詣が深くないため、計画の段階では行くかどうか迷っていましたが、13時半には美術館に着いたので入ってみることにしました。
ヨーロッパの多くの美術館では写真撮影が可能なので、気に入った絵を写真に残しておくことができます。
今回の旅の記念に、フランクフルトが描かれた絵画をパチリ。
以上で観光を終え、フランクフルト中央駅から空港へ。これだけ回っても余裕を持って2時間前までに空港に戻ることができました。
というわけで、乗り継ぎ観光、オススメです。私は今後、マドリード、アムステルダム、ヘルシンキなど、まだ行ったことのない都市での乗り継ぎ観光を狙っています。他にも、ヨーロッパでいうと日本から直行便があるロンドン、パリ、ウィーンなどもよいでしょうし、アジアや中東も含めると選択肢も夢も広がりますね。
みなさんもぜひ、「乗り継ぎ観光」でもう1都市お得に観光してみませんか?