ガチャガチャのおみくじも。要塞のようなコンクリート神社「八津御嶽神社」に参拝!


高層ビルが林立する新宿からほど近い中野区本町に、とても神社とは思えない外観をした神社があるらしい...。その神社は「八津御嶽神社(やつみたけじんじゃ)」という神社で、コンクリートで建てられたモダンな雰囲気なのだそう。

そんな従来の神社像とはかけ離れた八津御嶽神社に行ってきました!




神社なのにまるで要塞のよう!

丸ノ内線「中野坂上駅」3番出口を出て、住宅街を南に歩くことおよそ10分、コンクリートの要塞のような建物が神田川沿いに見えてきます。この建物が今回の目的地「八津御嶽神社」です。

ただの台形の形をしたモダンな建物かと思いきや、外観は鳥居をイメージして造られたんだとか!鳥居と言われてみれば見えなくもないですが、教えてもらわないとなかなか気づけなそう。

神社の前を流れる神田川を挟んで対岸から見ると建物全体を見ることができます。




鳥居の先には自動ドア!

対岸から見たときは外観と同化していて気づかなかったのですが、神社の前にはしっかりと鳥居が立っていました。小ぶりですが、外観で唯一神社らしさがあるのがこの鳥居です。

鳥居をくぐったらすぐに八津御嶽神社の入り口があります。なんと入り口は自動ドアになっており、外観と同じくとても現代っぽいです。鳥居と自動ドアのギャップにびっくり!




内装も神社らしくない!

建物の1階部分は社務所になっており、御朱印をもらったり、お守りを購入したりすることができます。社務所ですが、印象としては神社というよりも少し大きいおうちのような感じです。

社務所の脇にある階段で2階に上がると、宮司さんが御祈祷のときなどに振っている大麻(おおぬさ)が置いてありました。参拝する前に、自分で左・右・左と振って自祓するようにしましょう!




2階の本殿は豪華!

金色の装飾を使った本殿は豪華絢爛!外観はシンプルでモダンな感じですが、本殿は多くの神社と大きく変わらない、比較的オーソドックスなスタイルです。

本殿の上が吹き抜けになっているようで、太陽光が本殿に降り注いでいました。この太陽光がまた神聖な雰囲気を作り出しています。

本殿の横には、キリスト教の教会にあるようなステンドグラスがいくつか飾られています。
このステンドグラスは、日本の国土創世譚を伝えるイザナギとイザナミの国生みの神話のワンシーンを切り取ったものみたいです。

帰り際、神社の方に「2階の天井はご覧になられましたか? 天井も見どころですよ」と教えてもらったので、もう一度2階へ!天井にはさまざまな花の焼き物の絵がずらり。細かいところまで作り込まれている繊細な作品に思わず見とれてしまいました。




おみくじはなんとガチャガチャ!

神社のすぐ横には「東郷の宮」という祠があります。
古くからあるような祠ですが、意外にも八津御嶽神社よりも新しく、平成24年(2012年)に造られたものなんです。

この祠には、雰囲気と全く合わないガチャガチャが置いてありました。こんなところにあるなんて何のガチャガチャだろう?と思ったら、なんとおみくじ! 賽銭を入れて回すとプラスチックのボールに入ったおみくじが出てきます。

今まで色々な種類のおみくじを引いてきましたが、 こんな斬新なおみくじ見たことない!




ふらっと立ち寄ってみて!

新宿からほど近い場所にある「八津御嶽神社」。
新宿界隈に来たら散策がてら足を運んでみてください!