【アメリカ】ESTAでも入国審査で強制送還になるかも?こんな人は要注意!5つのポイント

年々VISA却下率が上がっているアメリカ。学生、就労VISA何にしても取得が難しいのが現状です。今やESTAでさえも入国審査を通過できず、強制送還になったという話を聞くほど。

いつもはおすすめスポットなど紹介していますが、今回は留学エージェントとして働く私の経験から実際に起こった事例をもとに、無事入国審査を通過するためにやってはいけないことを5つ挙げていきます。




ESTAについて

ESTAとは?

アメリカに入国する際に必要となるもの。ESTAがあれば最大90日アメリカに滞在することができます。それ以上滞在する予定のある人は何かしらのVISAが必要ということですね。ESTAはオンラインで申請できますので、余裕をもって事前に申請しておきましょう。


ESTAでできること

渡米が観光、商用、経由目的で尚且90日以内の滞在であればESTAが適用となります。ESTAで永住や就労はできないのでご注意を!


申請に必要なもの

パスポート
クレジットカード
アメリカでの滞在先情報




こんな人は要注意!入国審査をパスできないかも…

残念ながら過去にESTAで入国審査を通過できず、そのまま日本に返されてしまった…なんていうことがありました。


そもそも入国を拒否されるのはなぜ?

アメリカにとって不利益になる人は入国させたくありません。それはズバリ【永住、就労の可能性がある人】です。永住=アメリカで職を見つける、に繋がりこれはアメリカ人の雇用を奪うことになるのでアメリカにとっては不利益とみなします。結婚などは別ですが、これはこれで偽装結婚を怪しんでくるのでVISA取得は大変…(*_*)


入国を拒否される可能性のある人とは?

残念なことに審査官によって対応は全く異なります。意地悪い審査官もいて、このような人にあたるかどうかは運としかいいようがありません…(-_-) ただ下記のような人は入国を疑われる可能性が上がりますので要注意!

1.アメリカ入国を短期間で何度も繰り返している
2.ESTAで滞在できる90日間ギリギリまで滞在する
3.片道切符のみで帰国チケットがない
4.結婚適齢期である
5.見た目が派手

1つ1つ説明していきましょう。

まず①、短期間に何度も観光でアメリカに来るでしょうか?ひょっとしたらアメリカで働くのでは?と疑われる可能性も。ESTAは商用でも適用されるので、出張なのであればそれを証明できる書類などあると良いかもしれません。

②アメリカ観光で90日もどこで何をする?そもそも観光でそんな長く滞在する理由は??と質問される可能性大です。ビジネス出張の場合は①のようにそれを証明できるものを持参しておくといいかと思います。

③これも帰国の意思がなく永住する可能性があるとみなされてしまいます。帰国日が確定していない場合は、ひとまず帰国日を変更できるチケットを購入しておくといいですね。

④結婚適齢期の方はアメリカにパートナーがいて、永住するのでは?と疑われがち…。すでにフィアンセVISAがある状態であれば問題ないかと思いますが、ESTAでしたらパートナーの存在は公にしない方が得策。

⑤いわゆるキャバクラのようなところで働くのでは?と思われてしまいます。ESTAで就労はできませんのでご注意を。ハワイやロサンゼルスなど日系キャバクラがあるエリアは特に身なりを気つけた方がいいですね。ばっちりメイクに気合の入った服装は避けましょう。




恐怖の別室送りとは?

イミグレーションで怪しまれてしまうと、まずは別室に行くよう伝えられます。実は私何度かこの別室を経験していますので、実体験をもとに別室がどんな所で何を聞かれるのかをお話しします。

まず別室とは入国審査のすぐ近くにあります。まず入室するとパスポートを渡すよう伝えられ、名前を呼ばれるまで待つよう指示されます。別室の雰囲気はまるでみんな犯罪者なのか??ってくらい怪しい人たちがわんさか。「あぁ、自分もこの人達と同じように犯罪者並みに怪しまれているのね…」とショックを受けるかも。待っている間は携帯電話の使用不可。使おうものならかなり怒鳴られます。
名前を呼ばれると銀行窓口のような所へ行き、透明ガラスを挟んで審査官の目の前に座り尋問スタート。聞かれることはだいたい同じ。「アメリカに来た理由」「滞在先」「滞在期間」「どこへいくのか?」ここからスタートし根掘り葉掘り質問攻撃されます。正直英語が聞き取れないとかなりしんどいだろうな…というのが私の感想。ただでさえ高圧的に話してくる審査官の態度は恐く、英語が話せてもおどおどしてしまう雰囲気を出しています。

ここでさらに怪しいと判断された人は、別室のそのさらに裏のお部屋に連れていかれることも。裏部屋では荷物検査がはいります。携帯電話、ipad、カメラの写真やメールなどチェックされます。日本語がわかるスタッフを連れてくる場合もあり。ここで就労や永住目的になるような材料がないか徹底的に調べ上げられます。中には服を脱ぐよう言われた人も…。別室送りは時間も拘束されますし、何と言ってもあの雰囲気は耐え難いものがあります。このようにならないためにもご紹介した①-⑤に当てはまるような行動は避けましょう。




まとめ

今回はESTAについてお話ししました。学生VISAの場合また違った点に気をつけないと入国できないということがあります。もしこちらも気になる方がいましたら記事にさせて頂きますね。