新宿・花園神社の「大酉祭」は見どころ満載! 日本最後の見世物小屋も見てきた!


新宿・花園神社で開催される「大酉祭(おおとりまつり)」。はじまりは明治時代という歴史あるお祭りで、現在でも50万人ほど来場する人気のイベントです。そんな花園神社の大酉祭でしか見ることのできない貴重な催し物もあり、見どころ満載です!




新宿・花園神社の「大酉祭」

花園神社で行われる大酉祭は1ヶ月の間に、前夜祭と本祭合わせて6回開催されます。

▼︎2018年 花園神社大酉祭の日程

                                 
前夜祭本祭
一の酉10月31日(水)11月1日(木)
二の酉11月12日(月)11月13日(火)
三の酉11月24日(土)11月25日(日)

私は一の酉の期間に行ったので、写真は全て一の酉の期間のものです。

時間は、前夜祭が夕方〜深夜2時頃、本祭がお昼〜深夜2時頃となっています。前夜祭と本祭の大きな違いは、社殿でのお囃子の演奏があるかないかです。屋台の数などが変わるわけではありません。




拝殿の上には1,000燈以上の提灯

狭い参道の先にある拝殿付近には、1,000燈以上の奉納提灯が掲げられています。一面に提灯が並んでいる光景は絶景です!

拝殿の前は人が多いので足を止めて提灯を見るのは難しいです。人は多いですが、拝殿に参拝する列に並びながらだと比較的ゆっくり眺めることができます。




大酉祭名物の「飾り熊手」

開運招福・商売繁盛を願う「飾り熊手」が大酉祭の名物で、境内にある多くの屋台で売られています。様々な縁起物が飾り付けられており、見ているだけでも幸運が舞い込みそうな感じです。

前夜祭で売られていた飾り熊手の中で最も目を引いたのが、「笑門福家」さんの熊手です。かなり大きく、インパクト抜群の見た目だったので、通り過ぎる多くの人が足を止めて写真を撮影していました。

小さいミニ熊手は2,000円ほどで購入することができます!自分の家に飾るのもよし、友人にお土産として渡すのもよしです。

花園神社内には「納め大明神」という古くなったお札や飾り熊手を納める場所もありました。




250以上ある屋台も楽しい

花園神社の境内には所狭しといろいろな屋台が出店していました!その数はなんと250店以上。

チョコバナナや焼きそばなど、テイクアウトして歩きながら食べるものを売っているのが屋台のイメージでしたが、座っておでんが食べられたり、海鮮が食べられたりする屋台もあってびっくり!

食べ物や飾り熊手の屋台だけでなく、金魚すくいなどもあり、なんだか少しだけ夏に戻った気分になりました。




心臓弱い人は注意!日本で最後の「見世物小屋」

奇人・変人による、日常では見られない芸が見られる「見世物小屋」。古くから祭りの目玉として日本人に親しまれてきた見世物小屋ですが、これが日本で最後の見世物小屋なんだそうです。

見世物小屋の前には「ゴキブリコンビナート」という看板、口から水を吐くボロボロの人形、ツタンカーメンの黄金マスク、そして「心臓が弱い方ご注意」の立て札など、気味の悪いものばかりが並んでいました。

グロテスク系やオカルト系が苦手なのですが、好奇心に負けて見物してみました。目が釘付けになるものから、思わず「うわぁ...」と声が出てしまうものまで様々!

この日の演目は「伝説の女総長」「樺太から来た野人」「やもり女」「狂ったOL」。「串刺し」と「鼻の芸人」は行われませんでした。入場料800円で全ての演目を見ることができます。

「樺太から来た野人」は樺太の過酷な自然で鍛えた体を使って、常人では耐えることのできない様々な痛いものと対決!

「伝説の女総長」は中学生で関東を制圧したという女性で、見ているこちらが思わず「熱い!」と言ってしまうような、ろうそくを使った離れ業を連発!

「やもり女」は滋賀の山奥で発見された女性ですが、食べるものは生きた虫!その荒々しい食事のワンシーンが見られます。

「狂ったOL」は見た感じ普通の事務員のようですが、やることはかなりクレイジー!学校や会社に絶対にある“あの”文房具を体のあらゆるところに平気で刺しまくります。

場内の撮影・録音は禁止なので、実際のショーの内容は足を運んで自分の目で確認してみてください!




以上、花園神社の大酉祭をご紹介しました!
前夜祭も含めると、今月はあと4日開催されます。花園神社の大酉祭でしか見ることのできない見世物小屋など見どころ満載なので、ぜひ足を運んでみてくださいね!