裸足で楽しむアート! 豊洲の「チームラボ プラネッツ」に行ってきた

2年前に期間限定で開催されていた「DMM.プラネッツ Art by teamLab」がパワーアップして復活! 2018年7月、豊洲に「チームラボ プラネッツ(teamLab Planets TOKYO DMM.com)」がオープンしました。




お台場の「チームラボ ボーダレス」とは何が違うの?

「チームラボ プラネッツ」がオープンするわずか半月前には、チームラボ初の常設展示施設「チームラボ ボーダレス(teamLab Borderless)」がお台場にオープンしたことが大きな話題になりましたよね。
ボーダレス(お台場)とプラネッツ(豊洲)とでは一体何が違うのか、比較してみました!


  ボーダレス
(お台場)
プラネッツ
(豊洲)
期間 2018年6月オープン・常設 2018年7月オープン・2020年秋まで
作品数 50 7
営業時間 10:00-19:00
(金・土・祝前日は10:00-21:00)
10:00-23:00
(土・日・祝は9:00-23:00)
通常料金 大人3,200円
・14歳以下1,000円
大人3,200円
・13〜17歳2,400円・4〜12歳800円

※営業時間や料金は変更となる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。



最も大きな違いは、施設の規模でしょう。お台場のチームラボ ボーダレスには50もの作品があり、順路が無いのが特徴。それに対して、豊洲のチームラボ プラネッツの作品数は7つで、決められた順路に沿って作品を楽しみます。数だけで比較すると “プラネッツの方はあっという間に見終わってしまうのでは?”と感じてしまいますが、一つ一つの作品が見応えたっぷりなため、1〜2時間かけてじっくり回っても飽きません。

ボーダレス(お台場)はチームラボ初の常設展示ということでオープン時のインパクトも大きかったため、オープンから3ヶ月近く経った今でも大混雑しています。直前に予約するなら、プラネッツ(豊洲)の方がチケットが取りやすいのではないでしょうか。

また、プラネッツ(豊洲)では「ナイトチケット」というお得なチケットが用意されています。本来は大人3,200円のところ、平日20:00以降なら大人2,700円で入場できるというもの。夜遅くまで営業しているため、平日の仕事後にでも遊びに行けるのが嬉しいですね!


本記事でこれからご紹介するのは、豊洲の「チームラボ プラネッツ」の方です。事前にネットでチケットを購入し、9月上旬の日曜日に行ってきました!




服装には気を付けて!

「チームラボ プラネッツ(teamLab Planets TOKYO DMM.com)」のアクセスは、新豊洲駅を出てすぐ目の前。有楽町線豊洲駅からは、徒歩約10分です。


行く前に気を付けておきたいのが、服装について。

チームラボプラネッツでは、すべての作品を裸足で楽しみます。(これもボーダレスとの大きな違い!) 膝下まで水に浸かる作品があるので、当日は裾をまくることができるボトムスを選びましょう! ピチピチのスキニージーンズはやめておいたほうが良いかもしれません。

また、床が鏡張りになっている作品もあるため、短いスカートでは危険です。スカートの下に履く用の短パンや更衣室が用意されているそうなので、うっかりスカートで来てしまった場合はスタッフさんに声をかけてみてくださいね。


入場の順番が来たら注意事項などを聞き、スマートフォンやカメラ以外の荷物は全て、入ってすぐのロッカーへ預けます。靴と靴下も脱いで、いざ、没入空間へ!





展示作品の一部をご紹介!


【 Soft Black Hole 】

滝のような坂道をバシャバシャと歩いて進むと現れる、真っ黒な空間。この部屋は床が一面 “人をダメにするクッション” のようになっていて、大人も子供も手を使いながら必死に進みます。まるで障害物競走のような、大人もついついはしゃいでしまう作品! 進むのに疲れてしまった人たちで両サイドの壁際が埋め尽くされていたので、写真も撮らずに進みました(笑)

作品紹介には、“あなたの身体は空間を変化させ、そして、その空間は他者の身体を変化させる。” とあります。私が歩くと、私の近くを歩いている人はその影響を受けて、少し歩きづらくなる。自分や他者がこの空間に入ることによって初めて完成する作品。なんだか深いですね。

(それぞれの作品に込められた思いや仕掛けを知っている方がより楽しめると思うので、公式サイトの作品紹介は事前にチェックしておくことをおすすめします!)




【 The Infinite Crystal Universe 】

続いては、広告でもお馴染みの作品。音と光で表現された、不思議な宇宙空間が広がっています。上下左右すべてが鏡で囲まれているため、どこへ進めば良いのか迷いながら探る過程も面白い。スマートフォンに専用のアプリを入れておくと、光を操作して作品に参加することができますよ。

※光に手を伸ばすイメージで撮った写真ですが、展示物には触れていません。こちらの展示物は壊れやすいそうなので、触れないよう気を付けてください。

これは天井を見上げて撮影したもの。床や天井もすべて鏡になっているため、様々な写真の撮り方が楽しめます。
※ガラスの床にカメラやスマホを置いて撮影するのはNGだそうです。




【 Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity 】

続いては、膝下まで水に浸かって楽しむアート作品。色とりどりの鯉が水面を泳いでいるのですが、人の足にぶつかると花となり、散ってしまうんです...! そこで初めて、水面に映し出されている映像があらかじめ用意されていたものではないこと、リアルタイムで描かれ続けている作品であることを実感します。

ちなみに、この作品を楽しんだ後には足を拭くスペースが用意されています。タオルはその場で貸していただけるので、わざわざ持っていく必要が無いのが嬉しいですね。




【 Expanding Three-dimensional Existence in Intentionally Transforming Space - Free Floating, 12 Colors 】

こちらは、2年前の「DMM.プラネッツ」には無かった作品! 大きな球体で埋め尽くされた部屋の中へ、球体をかき分けながら入っていきます。決められた通路は無く、自分たちで通路を作りながら進む必要があるのです。
それだけでも充分面白いのですが、この作品の仕掛けを知っているともっと楽しい!

人が触ったり叩いたりした球体は色が変化し、その色特有の音が響きます。そして、その球体の周りにある球体も次々と同じ色に変化してゆき、同じ音を響かせるのです。これが面白くて、無駄にポンポン叩いてしまう...!

新しい作品ということもあり、最も時間をかけて楽しみました。大人だけでも童心に返って遊べる空間です!




【 Floating in the Falling Universe of Flowers 】

最後は床に寝転んで、まるで星空を眺めるように楽しむ作品。プラネタリウムのようですが、映し出されているのは星ではなく「花」。この作品もスマホアプリと連動しており、蝶を飛ばして作品に参加することができますよ。

仰向けに寝転ぶと、非常に高い没入感が体験できます。フワフワした感覚になるので、乗り物酔いしやすい方は気を付けた方が良いかもしれません。(私はあまり長居できませんでした。笑)




2年前より本当に進化していた!

2年前に「DMM.プラネッツ」へ行ったときは入場までに5時間も並んだのですが、今回はスムーズに入場することができました。大混雑しないように調整されているなど、工夫が感じられます。作品数が増えただけでなく、そういった面でも進化していました!

2度目・3度目でも楽しめる作品ばかり! 平日、仕事後のデートにもおすすめです。2020年秋までにぜひ、遊びに行ってみてくださいね。