【中目黒】暑い夏にぴったりのお出かけ先? 「郷さくら美術館」で避暑地へショートトリップ!
30度を超える日が続き、夏の訪れを感じる今日この頃。
暑さから逃れようにも時間がなくて、避暑地に行くことができない人もいるのではないでしょうか。そんな人におすすめのイベントが中目黒で開催中してるんです。
中目黒駅から徒歩5分の「郷さくら美術館」で、見ているだけで涼しい気分になれる『日本画ショートトリップ - ようこそ避暑地へ - 』が2018年6月5日(火)〜 8月26日(日)の間、開催中です。暑い夏にはぴったりのお出かけスポットですよ。
4つのテーマごとにショートトリップを楽しめる!
世界各国を巡るものから日本各地を巡るまで4つのテーマごとに作品が展示されています。
今回は各テーマ2〜3作品をピックアップしてご紹介します。
ツアーⅠ「圧巻の世界遺産を訪ねて」
▲『星夜燦々』 / 西田俊英氏
イスラム建築の至宝「タージ・マハル」を題材にした作品。「大理石の白色は月光下で妖しく浮かび上がる夜にこそ、その威力がある」という作家の考えが見事に表現されている絵画です。
▲『モン・サン・ミシェル』 / 下田義寬氏
印象派を代表する画家のモネでさえ「あまりに巨大複雑な建造物のつかみどころのなさに作品にしなかった」と言った「モン・サン・ミッシェル」を描いた作品。小さな孤島に築かれた修道院の神聖な風景がしっかりと描かれています。
▲『峻嶺 マッターホルン』 / 中島千波氏
アルプスの山々が織り成す、世界でもっとも美しいと言われる高山風景を描いた作品。スイスが誇る3名峰の中でも天に伸びるようにそびえ立つ、「マッターホルン」の圧倒的な存在感を作品から感じることができます。
ツアーⅡ「あこがれのヨーロッパ / 古都を歩く」
▲『暁紅』 / 清水由朗氏
ゴッホの名画の中に登場する「アルルの跳ね橋」を描いた作品。ゴッホがモチーフにした跳ね橋は現存せず、現在は当時のものを再現した跳ね橋がかかっています。圧倒的な存在感の橋が歴史の中で静かに佇んでいる様子が描かれています。
▲『街の灯』 / 西田俊英氏
“音楽の都”として知られている「ウィーンの街並み」の一部を切り取った作品。淡い色使いは、印象派の名画を彷彿とさせます。歴史的建造物が多く、歴史地区として世界遺産にも登録されているウィーンの街並みを見ているとタイムスリップしたかのような気分に。
▲『白い教会』 / 村居正之氏
空と海の紺碧と建造物の白というコントラストが美しい「サントリーニ島」を題材にした作品。ギリシャの強烈な太陽の光が、真っ白な建造物をより引き立てます。原色に近い色合いで描かれた作品のため、どこかパワフルでインパクトが強い。
ツアーIII「贅沢アーバンリゾート - 渓流美と湖水、苔の森を訪ねて - 」
▲『緑林』 / 林潤一氏
日本で初めて世界遺産(自然遺産)に登録された「白神山地」を題材に描かれた作品。ブナ林を吹き抜ける爽やかな風、風にそよぐ木の葉など自然の細部を感じることができる絵画です。
▲『緑映三千院』 / 佐藤晨氏
苔の美しい京都のお寺「三千院」にある2つの庭園のうち「有清園」の方を描いた作品。苔や草木が生い茂っている様子が描かれた絵画は、見ているだけで涼しげ。
ツアーⅣ「夢の休日 桜紀行」
▲『春宵瀧桜』 / 栗原幸彦氏
日本三大桜の1つにも数えられる福島県の「三春の滝桜」を題材にした作品。広げた枝から薄紅の花が、流れ落ちる滝のように咲くことからこの名になったのだとか。179.5cm × 360cmという大きなキャンバスいっぱいに描かれた桜は、迫力満点です。
▲『御神木・出雲ノ命主柱』 / 吉田舟汪氏
出雲大社のご神木として祀られている樹齢1,000年の「ムクの大木」を描いた作品。テーマの桜ではないですが、作画の穏やかな色合いは春の訪れを想像させます。
暑い夏に涼しい気分になれる『日本画ショートトリップ - ようこそ避暑地へ - 』をご紹介しました。暑い夏のちょっとした空き時間に立ち寄ってみてくださいね。
また、一般の方が作品を撮影できるのは今回の展覧会のみで、次回以降の展覧会では写真撮影は禁止となるので注意してください!