【黒川温泉】街全体が一つの宿!ほっこりまったり湯めぐり体験



街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室

黒川温泉のパンフレットに書かれているこのキャッチフレーズに感動しました。地元の方々の努力で作り上げて盛り上げて人気温泉地としての地位を確立したのです。標高700M、筑後川の支流である田の原川沿いに自然に溶け込むような造りのお宿が並んでいます。


どこか懐かしさを感じる風情。下駄のカランコロンという音が聞こえてきそう。


美しい渓流、豊かな緑、こんな景色を眺めながらの入浴。最高の贅沢です!





黒川温泉の魅力

森に囲まれた自然豊かな景観が活かされ、その自然と調和するように造られた露天風呂。そして最大の魅力は異なる泉質が湧いていること。お宿ごとに泉質が違うのです。中には複数の泉質を引き込んでいるお宿もあります。そんな違いを楽しめるのが湯めぐり。各お宿の露天風呂3ヶ所に入浴できる「入湯手形(1200円)」が人気です。


無料巡回バスも走っていますので、マイカーでなくても大丈夫!





おすすめの湯めぐり法

泉質の特徴を上手く利用しめぐる事が効果的とされています。

1. 刺激が少ない「単純泉」で体を慣らす
2. 洗浄効果のある「硫黄泉」「炭酸水素塩泉」「弱アルカリ性単純泉」でお肌を活性化させる
3. 保温効果が高く湯冷めしにくい「ナトリウム塩化物泉」「硫酸塩泉」で仕上げる

泉質と露天風呂の雰囲気を見てどこのお風呂に入ろうかと悩む過程も楽しいです!

お宿だけではなく、2つの公共浴場もありますので地元の方に交じって入浴を楽しむのも良い思い出になるのではないでしょうか。

▲ 地蔵湯



泉質の違いを楽しむ

2つの立寄り湯、そして宿泊したお宿のお湯をご紹介します。

〇こうの湯(弱アルカリ性単純泉)

温泉街から少し離れているのでまさに森の中にあるお風呂という感じ。柔らかいお湯で体の芯から温まる。深さ130cmの立ち湯があって退屈せずに入浴を楽しめますが、お湯が熱めなので長風呂するには厳しかったです。


〇山みず木(弱酸性単純泉)

渓流沿いにある大きな露天風呂。窓が解放された内湯。内湯は温めなので何時間でも浸かって居られる。肌にやさしい泉質、とろんとろんでお肌スベスベ!雰囲気も泉質も、一番気に入った温泉です。



お宿のおもてなしを楽しむ

今回は 優彩さんにお世話になりました。泉質は硫酸塩泉。湯めぐり露天の他に宿泊者専用のお風呂があり、時間帯で男女入替を行っています。

宿泊者専用露天:渓流の湯

街の中心に立地しているため若干解放感に欠けますが、田の原川の勢いを間近で感じることができます。

宿泊者専用内湯:竹林の湯

ライトアップされた竹林が美しく、まるでテレビCMの映像を見ているみたい。うっとり見惚れるとはこういうことなのか!お湯のやさしい温もりプラス視覚からも癒しが得られる。まさに極楽です!

※お風呂場はもちろん撮影禁止。お宿でいただいたポストカードをスキャンしたものです。


温泉宿のお楽しみといえば上げ膳据え膳!

彩り鮮やか、ボリューム満点、地の食材を取り入れたメニュー、そして仲居さんとの楽しい会話。

お腹いっぱいになり、もう無理!というところに可愛らしいデザートが。

デザートは別腹!

お腹も心も身体も満たされる、極上のおもてなし。つかの間“姫”気分になれるお宿ステイ。日帰り湯めぐりだけで立ち去るのはもったいないので是非1泊してのんびり過ごして欲しいところです。



湯めぐり後のお楽しみ

黒川温泉オリジナル化粧品など、お土産選びも楽しめますが、汗をかいた後の一杯は格別!


ジャージー牛乳の濃厚なソフトクリームを食べながら田の原川沿いをお散歩。湯あがりのために用意された『湯あがりソフト』が絶品!



今や九州を代表する熊本の人気温泉地、黒川温泉。その人気の秘密が分かったような気がしました。田舎情緒溢れる温泉地でほっこりまったりな休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。