【高千穂】神秘のパワーを求めて、神の住む街 高千穂へ

古事記や日本書紀に記されている日本神話の舞台となっている宮崎県高千穂町は九州最大のパワースポットともいわれ、神秘的パワーや癒しが得られるとして多くの人を惹きつけています。私もパワーのおこぼれでもいいからいただきたい!との思いで開運祈願に訪れました。


高千穂神社

天孫降臨、神武天皇ゆかりの高千穂宮は垂仁天皇時代(約1900年前)に創建され、縁結び、厄除け、交通安全にご利益があるとして信仰されています。


2本の杉の幹がつながった「夫婦杉」。この周りを夫婦、恋人、友達と手をつないで3周すると縁結び、家内安全、子孫繁栄の3つの願いがかなうと言われています。


本殿奥にある「鎮め石」。この石に祈ると人の悩みや世の乱れが鎮められると言われています。


大地に根を張り無言で生き抜いてきた樹齢800年の秩父杉。


立ち並ぶ巨樹たちの存在感をひしひしと感じ、小さなことで乱れる心を持つ自分とはなんてちっぽけなんだろう、と思ったのでした。



高千穂峡

阿蘇山噴火によって流れ出た溶岩が五ヶ瀬川に浸食されてできた渓谷で、国の名勝天然記念物に指定されています。五ヶ瀬川沿いに遊歩道が整備されており、いくつかの見所には説明書きが設置されています。


太古の噴火活動によって生み出された柱状節理の岩肌などの渓流美、そして「鬼八の力石」(重さ推定200トン)などの神話史跡が点在しており、自然と神話の不思議が楽しめます。


高千穂峡で最大の見所、最も有名で美しい景観といえば「真名井の滝」ではないでしょうか。


先ほどまで雨&曇りだったのに、滝に近づいた瞬間に光が差し込まれました。自然の恵みに感謝です!



荒立(あらだて)神社

猿田彦命(サルタヒコノミコト)と天鈿女命(アメノウズメノミコト)が結婚して住まわれた地と伝えられ、荒木を利用して急いで宮居を造ったため荒立宮と名付けられたとか。縁結び、芸能、仕事などにご利益があるして信仰されています。


境内には「七福穂寿板木」と呼ばれる板木があり、その板を心を込めて力強く7回打つと7つの御神恵を拝受することができると言われています。


心を込めて、力強く、打ってきました!7つでなくとも、1つでも“福”が訪れますように・・・。



天岩戸(あまのいわと)神社

天岩戸神社には西本宮と東本宮があります。西本宮は天照大神(アマテラスオオミカミ)が弟神の素戔嗚尊(スサノオノミコト)の粗暴な振る舞いを避けるためお隠れになった洞窟「天岩戸」を御神体として祭っており、東本宮は洞窟「天岩戸」から出た天照大神が最初に鎮座した地とされ、同神が祭られています。




天安河原(あまのやすかわら)宮

天岩戸神社の先、岩戸川沿いを進んで行くと「仰慕窟」(ぎょうぼがいわや)という大きな大きな洞窟に辿り着きます。


八百万(やおよろず)の神が集まり、洞窟「天岩戸」にお隠れになった天照大神をいかにしてお出まし頂くか会議をされた場所と伝えられています。


秘境的な場所にあるが故か、湿った洞窟の巨大さ故か、とにかく圧倒されてしまい、不思議なゾクゾク感を感じました。




高千穂の豊かな自然の中に根付く神話と伝説の数々。時に圧倒され、時に穏やかにさせる景観美の中に神秘さが見え隠れしているかのようでした。良い“気”が得られたかどうかは分かりませんが、何かを感じ、そして己を見つめ直すきっかけをくれた場所であったことは確かです。
心の浄化に、高千穂のパワースポット巡りはいかがでしょうか。