【台湾】台湾ゆかりの人物に思いを馳せて

本×旅のヒント

「宋姉妹―中国を支配した華麗なる一族」
~財閥の娘として産まれた3姉妹。長女靄齢(あいれい)は孔財閥に、次女慶齢(けいれい)は革命家の孫文に、三女美齢(びれい)は台湾総統となる蒋介石(しょうかいせき)に嫁いだ。中国革命と第二次世界大戦の間に歩く道が違ってきた三者三様の人生物語~

地名に注目!

台湾では「中山」「中正」という文字をよく目にし、地名や通り名となっています。
「中山」は孫文、「中正」は蒋介石のことです。
台湾人にとって必ずしも好印象ではない両者ですが、歴史的に見て大きな存在だったのは間違いありません。

中正紀念堂見学のポイント!

台北の中心にある白く大きな建物「中正紀念堂」は、中華民国の初代総統である蒋介石の記念堂です。
建物に近づくとその高さに驚きます!

Point1:メインフロアまで89段!
蒋介石の銅像が設置されているメインフロアまで建物内部にあるエレベーターでも行けますが、蒋介石の享年である89を表している89段の階段で上ってみるのもいいかもしれません。

Point2:展示室も見逃さないで!
地階にある文物展示室には蒋介石関連のものが展示されており、宋美齢の写真もあります。 106歳まで生きた蒋介石夫人宋美齢、英知溢れ、歴史を動かした女性の一面を見ることができます。

Point3:イケメン衛兵との写真チャンス!
蒋介石の銅像前に警護している衛兵。1時間毎に交代式があり、観光客の人気を集めています。警護中や交代式では厳格な規律で近づくこともできません。

交代式後、衛兵はエレベーターで地階へと降りて行きます。そのエレベーター内がチャンス!(同乗できます)任務を終えた衛兵と触れ合うことができます。

赤い宮殿風ホテル!

宋美齢の命で台湾神宮跡地に建設された「圓山大飯店」。
中華宮殿建築で内部は赤一色!足を踏み入れた途端、どこかへタイムスリップしたような気分を味わえます。チャイナドレスが似合う館内で変身フォトに挑戦してみては?

台北市内を一望できるホテル内レストランでの飲茶ランチがオススメ!ここのマンゴープリンは絶品です!

お宝満載!

中国のお宝は全てここに詰まっている!と言われるほど、貴重なコレクションが収蔵されている「台北国立故宮博物館」。

有名所としては「翠玉白菜」や「彫黄楊木搔背羅漢」などがありますが、私達日本人と関連があるもの、それは「翡翠屏風」です。

故宮博物院内の説明書きは全て中国語。唯一日本語の説明書きがあるのがこの屏風。
日中戦争時代、汪精衛(おうちょうめい)から日本の皇室に送られ、戦後台湾に返還されたものです。

レトロな温泉で裸の付き合い!

昭和天皇の皇太子時代に訪れた温泉地として有名な「北投温泉」。
日本統治時代に建てられた「瀧乃湯浴室」は100年以上も前にできた北投温泉で最も古い浴場です。

ゆで卵ができるんじゃないかと思うほどの熱いお湯、シャワーなどの洒落た設備はありませんが、日本語を話す年配の方と「裸のお付き合い」ができるかもしれません。

親日家が多く、屋台飯などグルメ天国、日本からも近く、気軽に行ける海外として人気の台湾。
街歩きのふとした瞬間に、台湾ゆかりの人物に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。