【トルコ】カッパドキア・ギョレメ地区で気球に乗ろう!
トルコ・カッパドキアの奇岩群を眼下に、空へと舞い上がる熱気球飛行はまさに一生に一度の絶景体験。
地上からの眺めも息をのむほどですが、熱気球で空を漂いながら見る景色は想像をはるかに超える美しさでした。
今回はギョレメ地区での熱気球体験を予約から飛行まで、費用も含めてご紹介します。
熱気球予約
カッパドキアの熱気球体験は年々価格が高騰しています。
事前予約をしようと思ったのですが、出発前に予約サイトを見たところ、ハイシーズンだったこともあり最安値が400€(6万円越え)だったので現地で予約をすることにしました。
カッパドキアの中心街には10を超える熱気球代理店があり、半日かけて飛び込みで交渉して価格を比較しました。
様々な代理店に向かいましたが、結果的にどこも基本価格は同じだったのでホテルのスタッフの方にお願いしてコンフォートクラスを275€(約4万8000円程度)で購入。
時々かなり高額な提示額の代理店もあるので、現地予約をする場合は必ず3つ以上の代理店を回ることをおすすめします。
熱気球体験当日
シーズンにもよりますが、日の出の1時間ほど前にホテル前に集合なので5時前には出発、迎えの乗合バスで20分ほどかけてギョレメ地区の熱気球発着地へ向かいます。
早朝は非常に冷え込むので暖かい格好はマスト!基本的に軽食も料金に含まれているので、ジュースやスナック等を頂きます。
ギョレメ地区は他に比べて極端に気球が飛ぶ数が多いのであちらこちらで気球を膨らませる準備が行われています。
日の出前にもかかわらず元気なお客さん達で賑わっています。
コースにもよりますが、今回乗船したコンフォートクラスは20名+操縦士2名の体制でした。
コンフォートクラスでも3〜4人が同じ区画に乗ることになるので、もし少人数での参加の場合は相乗りになることに注意が必要です。
なお、エコノミークラスは27人と更に窮屈になり景色を楽しみにくいので、余裕がある場合は20€程度の差額を支払い、コンフォートクラス以上の予約をおすすめします。
いよいよ熱気球のフライトへ!
飛行前には注意事項などの説明の時間があります。
発着時には必ず紐をつかみ、しゃがむ姿勢でとのアナウンスがありドキドキでしたが、案外安定感があるので浮遊感に抵抗があったものの、そこまで怖くない印象を受けました。
飛び始めてから徐々に高度が上がり、全体の景色がよく見えてきます。
私達の乗った気球は他の気球に比べてかなり高くまで飛行しましたが、操縦士によってはある程度の高度のままの場合や、洞窟のある場所を重点的に飛ぶなど差があるようです。
飛行から10〜15分程経つとぐんぐん上昇していきます。
一番綺麗に景色が見えるのが飛び始めてから20分ほど経過した頃でした。
今回のった気球の操縦士はとにかく高くまで飛行するタイプで、この日に飛んでいた他の気球が見えなくなるほどの高度まで飛びました。
私は若干の高所恐怖症なのですが、ここまで高いと飛んでいる実感が湧かず逆にそこまで怖さを感じることはありませんでした。
また不思議なことに上空ではそこまで寒くなく、むしろ日の出前の地上での待機時間が一番寒かったように思えます。
乗客のリクエストでカッパドキアの地形についての説明が始まります。
みんな興味津々に聞いており、実際に洞窟で暮らしている人のお話や何故このような地形なのか、今向いている方向から見える海など沢山の説明を受け、飽きることなく楽しめました。
着陸〜体験終了まで
約1時間の体験を終えて、ギョレメ地区に戻ってきました。
空中からトラックの荷台に熱気球のカゴ部分をピッタリと乗せるプロの技術は圧巻!
終わった後は修了証と共にシャンパンを頂けます。
お子さんやアルコールが飲めない方にも葡萄ジュースが振る舞われます。
最後に
今回は偶然滞在期間の2日間どちらも雨が降らなかったのですが、少しでも風が吹いたり雨が降っている場合は飛行ができずキャンセルになってしまうそう。
もし熱気球にどうしても乗りたい場合、晴れ予報の3日間を確保することをおすすめします。
地上から見ても美しいのですが、空から見る熱気球の数々は圧巻!
カッパドキアを訪れた際には、是非熱気球の飛行体験をしてみてください。