【利尻島】夏の北海道16泊の旅〜ポン山登山&サイクリングを楽しむ〜


北海道16泊の旅の続き、今回は利尻島後編。
利尻島での登山とサイクリングの体験を綴りたいと思います!

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【利尻島】夏の北海道16泊の旅〜自転車で利尻島一周〜


山に登ろう!


この日も前日から引き続き、午前中は曇り、午後から雨予報です…。

利尻島へ遊びに来る人は、利尻登山が目的の人も多いのですが、標高1,721メートル登山には昨日も今日も厳しいお天気です。


初心者にオススメ ポン山〜甘露泉水コース


こんなお天気の日でもサクッと楽しめる山はないかな〜と探していたら、宿泊先の登山経験豊富なスタッフのお姉さんが「『ポン山』なら余裕ですよ!」と教えてくださいました。

ポン山、何か名前も可愛い!(「ポン」はアイヌ語で「小さい」という意味だそうです)

「ポン山」は利尻山の登山道の途中にある、標高444メートルの山。

美味しい湧き水が飲める、甘露泉水を通って行くコースの所要時間は約1時間15分。
ガッツリした山登り経験がない初心者にもオススメのコースとのこと!

宿泊の「うみねこゲストハウス」で仲良くなった子と登山することになりました。

登山口までは自転車利用。今日も鴛泊港近くの「雪国レンタサイクル」にお世話になりました。
登山口までは思ったより長い坂道でした!記憶では約3キロくらいは坂道を漕いだ気がします。

坂道の途中には温泉施設「利尻富士温泉」があるので、登山帰りのお楽しみに利用するのもオススメですよ!


いざ入山!


登山口に無事到着し、ポン山を目指す道中、下山する人たちに出会いました。みんな天気が悪く利尻山頂へ行くのを諦めた人たちでした。

緩やかな山道を登ること30分ほどすると、甘露泉水がありました!
美味しい山水で喉を潤し、しばし休憩タイム。


道中、艶やかな植物に癒され、気温も20度なく、本当に清々しい山登りでした!
美しい草花に出会うたびに、すぐに名前が出てきたらいいのになあ、と何度思ったことか…。


登山の途中で「大ポン山」、「小ポン山」二つのコースが選べます。
私はゲストハウスのお姉さんのおすすめに従って「小ポン山」を目指しました。


小ポン山に到着した時には、登山口では想像できなかった強い風が吹いていました。
霧雨も降っています。とりあえず記念撮影して急いで撤退です。

風が強くて自然にフィギュアスケーターのようなポーズ(?)になってしまいました。
冗談で「羽生結弦選手みたいでしょ?」と友人にLINEしたら「羽生結弦じゃなくて、レイザーラモン」と言われました…(笑)

「フォー!!」


下界の景色は、曇っていて全く何も見えず!


サイクリングを楽しもう!


さて、下山した後に目指すは「姫沼」です。
利尻島の周遊プランの中には、登山口から甘露泉水を通り、姫沼へと歩く片道2時間のコースも人気なのですが、残りの時間はサイクリングで楽しむことにしました。

お天気、もう少しの間耐えてね!


北海道のセミはフレンドリー?


姫沼までのサイクリング途中、フレンドリーなセミに出会ったことが楽しい旅の思い出です。


関西で「セミ」といえば、「アブラゼミ」とか「クマゼミ」とか鳴き声も暑苦しい奴らを想像しますが、利尻島で出会ったこの子は多分「コエゾゼミ」でしょうか?

コエゾゼミは最も涼しい場所を好むセミらしいです。なるほど、利尻島はさぞかし過ごしやすいでしょうね。

どこまで行っても離れないセミ…。
もしかしてこの子も姫沼が見たいのかな?


「(私)じゃあ、好きなだけ一緒についておいで!」 「(コエゾゼミ)ラジャー!」

そんな訳で、予想外にセミと一緒にサイクリングを楽しむことになったのでした。
コエゾゼミは、姫沼までの到着手前でいつの間にかいなくなっていたのでした。
セミがいなくなった後、

短いセミの寿命を考えると、セミ生にとって、私と共に過ごした時間は一体どれくらいの割合を占めていたのだろう…

などと考えながら自転車を走らせていました。


姫沼の眺め


姫沼到着です!姫沼到着までは長い坂道を登ります。疲れた〜…。
周辺は、原生林の中を気軽に散策できるコースになっています。

でも天気が心配だったので、散策は断念。

姫沼の美しい眺めだけ目に留めておくことにしました。


大正時代「ヒメマス」を放流していたことから「姫沼」という名前が付いたそうです。


晴れていたら、湖面に映る「逆さ利尻富士」を見ることができます。
この日は勿論見えず。
でも湖を見るだけでも十分美しく、こんなお天気だからこそ、しっとりした水辺の艶やかさが際立っていたと思います。


行きは海沿いを走ったので、帰りは別のサイクリングロードを通って帰ることにしました。
行きに頑張って登った分、帰りのサイクリングは格別に楽しみです!!


帰りは、こんな橋を何回も何回も渡って帰りました。
サイクリング中、グミがたわわに実る様子にも心奪われました。
島は本当に植生が豊かでした。


利尻島での2泊が終了


これで利尻島編は終了です。

さあ、いよいよ翌日は隣の島、礼文島へ渡ります!
次回は礼文島編をお楽しみください。

鴛泊港から船出の時、うみねこゲストハウスのスタッフの人たちが、船が見えなくなるまで見送ってくれたのが嬉しかったです。

「また来いよ〜」
「また来るよ〜」

お互いの声が遠くなるまでこんなやりとりが続いたのでした。
ありがとう!うみねこゲストハウス!次利尻島に泊まる時はまたここを利用したいです。


↑帰りの船にはウミネコが付いてきてくれました。
私は海なし県 奈良に住んでいるので、これまで「ウミネコ」と「カモメ」の見分け方がわかりませんでしたが、利尻礼文に滞在して区別できるようになりました!!

見分け方については、次回の記事にてご紹介したいと思います。


終わりに


前編、後編に渡って利尻島での体験を紹介させていただきました。

今回は滞在中、全てお天気がパッとしませんでしたが、その分過ごしやすく、曇りだからこそ、水辺の景色や植物などは一層水気を含んで艶やかに見え美しかったです。

何より本当に過ごしやすい気温でしたので、滞在中、何キロでも自転車を走らすことが出来ました。サイクリングでいい汗をかいた後の温泉もとても気持ちが良かったです。

利尻島では曇っていても大自然を満喫できました!

皆さんもぜひ、利尻島の自然に触れる旅、体験してみてください。
晴れていても、曇っていてもそれぞれの楽しみ方が出来る場所だと思います!

でも、今度行く時はまた違う景色が見たいです。
願わくば、次は晴れるといいな。