台北・迪化街のノスタルジックな景色とカワイイ雑貨&グルメを紹介
みなさん、こんにちは。
東京から飛行機で約3時間半ほどの移動で到着できる台湾の台北市。
台北で思いつくものは、安くておいしいローカルフード、シュッピングや温泉、ジブリアニメの聖地となっている九份などなど・・・。
楽しみ方のバリエーションが豊富でたくさんの観光客を魅了している町。
コロナ規制が緩和されて海外旅行を検討されている方の中には、日本から行きやすい台北を候補に挙げている方も多いのではないでしょうか。
今回は台北の町歩きでオススメスポットの1つ、迪化街(ディーホアジェ)について紹介します。
迪化街とはどんなところ?電車での行き方は?
迪化街エリアは台北の中でも古くから栄えた町で、清代や日本統治時代にはお茶や乾物などの貿易で繁栄してきた歴史があります。
いまでも漢方薬やお茶、布などの店が軒を連ねて賑わっている問屋街。
また、最近では古い建築物をリノベーションしてカフェやショップが入り、新旧入り混じった店舗がレトロモダンで、この街特有のどこか懐かしい、魅力的な雰囲気を醸し出しています。
このエリアは、台北駅から徒歩圏内の近い距離なので、電車のアクセスが簡単!
台北市内の地下鉄MRTを利用すれば旅行者でも気軽に観光できます。
迪化街の最寄り駅は、MRT松山新店線の北門駅3番出口より徒歩で約6分ほど。
もしくはMRT中和新蘆線の大橋頭駅1番出口より徒歩10分ほどで行けます。
それでは迪化街を歩いて印象に残ったスポットを紹介します。
台湾ではめずらしい和菓子の老舗
大橋頭駅から歩いていると、モダンで歴史がありそうなお店が出てきました。
台湾ではめずらしい和菓子のお店、創業70年の滋養豆餡舗。
店内には水ようかんやどら焼きなどの和菓子がぎっしりと並んでいます。よく見ると烏龍茶羊羹など台湾らしいアレンジの効いた和菓子も陳列されています。
どれも見るからにおいしそう。
また台湾名物パイナップルケーキもありました。
こちらのお店のパイナップルケーキは通常の形と異なり、2枚のクッキーでパイナップル餡を挟んだ、バターサンド型のスタイル。
お土産に買って後日頂いてみると、生地はバターの香りとしっとりした食感。
爽やかな甘みの餡とマッチして風味豊かなおいしさでした。
また、店内はお菓子だけでなく、インテリアもレトロモダンでステキ。
迪化街の雰囲気にぴったりな店舗で、上手に町の風景に溶け込んでいました。
心くすぐるかわいい物がいっぱいの雑貨店
思わず財布のひもが緩んでしまうような、魅力的な雑貨がたくさんあるのも台北の魅力のひとつ。
迪化街のぶらぶら散歩でかわいい店構えの雑貨店を発見しました。
お店の入口からかわいらしさが溢れている、印花作夥(inBlooom Together)。
古い建物を改築して1Fが雑貨屋で2Fがカフェになっているお店。
雑貨は身近な日用品や花柄、台湾の野鳥ハッカチョウがモチーフの柄などを取り入れた、センスの良い布製品がたくさん。
他にも食器や文房具などお土産に欲しくなる小物がたくさんありました。
また、この界隈の通りも何気ない建築物がおしゃれ。
ポストの佇まいや、地面のタイルなど、つい立ち止まって眺めたくなるポイントがあり、時間を気にせずにふらりと歩くのが楽しくなります。
台湾グルメ担仔麺をランチでいただく
迪化街は様々な問屋が並ぶ中、おいしそうな料理の看板も目に留まります。
台湾に来たならばやはりローカルフードは外せません。
ランチに担仔麺(タンツー麺)でパワーチャージをすることにしました。
今回訪れたのは度小月 迪化支店。
担仔麺は台南が発祥の料理。
度小月は台南に本店を構える老舗。担仔麺を名物料理として提供し、今回訪れたお店は迪化支店になります。
店内はモダンで女性でも入りやすい雰囲気。
1階の席は賑わっていたので2階フロアを案内されました。
2階フロアは天井も高く、広いスペース。
スタッフの方たちは活気があり、日本語も話せる方もいました。
温かいお茶を飲みながら待っていると、登場しました担仔麺。
小ぶりのどんぶりに盛られた麺。海老出汁スープに肉みそや海老が乗っています。
薬味としてニンニクやパクチーを添えて。
スープはしっかりと出汁を効かせたやさしい味わい。薬味でスープの味に深みが加わります。
また、麺と共にオーダーした海老揚げ巻きとイカ揚げ団子もおすすめ。
揚げたて熱々の状態でいただくことができます。
とくにイカ揚げ団子は添えられていたスパイス塩がピッタリ。熱々をやけどに注意しながらガブリと一口。
イカの旨味が凝縮された団子の味はたまりません。
綺麗でモダンな店内でゆっくりと台湾の地元料理を堪能できたので、たくさん歩く台北観光におススメのお店でした。
古い建物を改築したモダンなカフェでカフェオレを
迪化街の町並みを進んで行くとかわいらしい布製の靴が並んだお店や、搾りたてのジュースが飲めるお店が出てたり、アジアンテイストの旅情あふれる風景が見られます。
たくさん歩いてちょっとカフェで一休み・・・と思ったらこの街ならではのカフェへ。
チェーン店のカフェでは味わえないゆったりした時間を過ごせます。
今回立ち寄ったのは爐鍋咖啡。
こちらのお店も古い建築物をリノベーションしてカフェとして営業していました。
入口が細い階段になっていて、2Fのフロアにある店内がどうなっているのかドキドキしながら上がっていくと・・・
そこはセンスの良い家具と静かで落ち着いたカフェフロアが広がっていました。
案内された座席もおしゃれ。
女性一人旅でもこのカフェなら落ち着いてお茶が出来そう・・と思っていると女性一人客のかたもちらほら。
今回頂いたのはカフェオレ。
香り豊かでしっかりした味わいのコーヒーにまろやかなミルクがやさしく調和した一杯。
のんびりとカフェオレを味わっていると、蒸し暑かった外の空気をすっかり忘れるくらい和んでいました。
レトロモダンな町・迪化街を歩いてみたら
今回迪化街を歩いた日はずっと雨が降ったりやんだりのぐずついた天気でした。
他の町なら雨の日はどんより暗くなりがちですが、迪化街はノスタルジックな町並みが、むしろ雨で風情ある景色を作り出していました。
小さなお店がたくさん並んだ場所なので、きっと行くたびに新しい発見や、気になるお店がでてくるに違いない。
台北に遊びに来たら、レトロモダンでかわいらしい迪化街をのんびりと、時間を気にせずぶらり散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。