東北最南端の秘境の地!7つの滝に癒される滝川渓谷探訪記
福島県矢祭町にある「東北最南端の秘境」と呼ばれている「滝川渓谷」をご存じでしょうか?
滝川渓谷は、福島県と栃木県の県境近くに位置しています。
ここは県内でも珍しく、散策路内に四十八滝が連続する秘境の地とのことです。
また「福島の遊歩道50選」にも選ばれています。
今回はそんな東北最南端の秘境を探訪してきたのでご紹介します。
東北最南端の秘境 滝川渓谷
滝川渓谷は、全長3km、高低差300mの散策路が頂上まで続いて、ゆったりペースで2時間ほどかかる渓谷です。
登り道もありますが、ハイキング気分で楽しめるレベルです。
道中に数々の美しい滝が点在しており、春のカタクリ、夏の新緑、秋の紅葉など楽しめます。
また頂上にある「滝川の里」では、散策で疲れた体に嬉しい、美味しいお蕎麦を堪能することができます。
おぼろ滝をはじめとした数々の滝
滝川渓谷の案内板には、おぼろ滝をはじめとした七つの滝が記されています。
ここでは、七つの滝を一気にご紹介します。
おぼろ滝
鋸歯の滝
見返りの滝
みすじの滝
せせらぎの滝
乾杯の滝
銚子の口滝
左右に異なる滝がかかる「おぼろ滝」や鋸の刃のように流れる「鋸歯の滝」、銚子のように狭くなったところを流れる「銚子の口滝」といった様々な滝を楽しめます。
一丁目から先は登山!?
駐車場から一丁目のおぼろ滝までは比較的平坦な道で、近くで流れている川の音、木々の間から差し込む日の光が心地よくとても癒されます。
おぼろ滝から先は、基本的に登り道になっており、想像していたよりも勾配がありました。
足元に注意しながら、二丁目、三丁目...そして頂上の滝川の里を目指すことに。
道中には炭焼き釜の跡や緊急通報ポイントと書かれている看板があります。
緊急時のために頭の中に入れておくといいかもしれませんね。
五丁目と六丁目の間にある鎖場は、しっかり両手で鎖を握り、注意しながら進みましょう。
ちょっとした冒険感を味わえます。
進んでは撮影を繰り返しながら約2時間ほどで頂上に着きました。
頂上に着き疲れた体に染みわたる蕎麦
頂上にある「滝川の里」に到着し、名物の十割蕎麦を食べることに。
蕎麦の量も想像していたより多く、食べるたびに蕎麦の香りが口の中に広がります。
疲れた体に染みわたるような美味しさでした。
「滝川の里」には車でも来れますが、この美味しさは2時間かけて登った人にしか味わえない特権ですね。
また、直売所がありお土産を買うこともできます。
最後に
今回は「東北最南端の秘境」と呼ばれている「滝川渓谷」をご紹介しました。
訪れる際は、履き慣れた靴やトレッキングシューズを履いていき、温度調整ができる服装に帽子、虫よけスプレー、熊鈴を用意しておくことをオススメします。
帰り道が不安な方は、タクシーの利用を考えてみてもいいかもしれません。
ここまで読んでみて、実際に見てみたい滝はありましたか?
様々な滝が点在する滝川渓谷で、お気に入りの滝を見つけてみてはいかがでしょうか。