【屋久島】世界遺産を大冒険後編〜縄文杉まで→ヤクシカに会えた帰り道〜
前編で、ウィルソン株までの道中を紹介させていただきました。
今回は後編ということで、縄文杉まで向かっていきましょう。
【屋久島】世界遺産大冒険前編〜明け方出発→ウィルソン株までの道のり〜
屋久杉がたくさん
ウィルソン株をすぎたら本格的な山登りモード。
景色を楽しむ余裕がなくなり、目の前と足元に集中してしまいます。
私たちのチームは、休憩少なめでハイペースで登り、縄文杉での時間を多く取ろうという作戦だったので、休憩もほとんどせず、せっせと登りました。
「ウィルソン株からの最初の20分ほどが全行程の中で1番きついよー」とガイドさんからアナウンスがあり、その間は両手両足をフルに活用し、よじ登っていきました。
言われた通りこの20分間が、縄文杉トレッキングにて1番ハードな道でした。
ここを駆け抜けたおかげで、残りはるんるんで過ごすことができました。
縄文杉以外にも、夫婦杉、大王杉など有名な大きな杉があります。
▲ 奥の2本です。どっちがどっちか忘れてしまいました、、、
▲ 仁王杉(これはトロッコ道にあります)
お魚の形をしている切り株、竜の形をしている切り株など面白い形の切り株をガイドさんに教えてもらいました。
▲ お魚切り株
▲ 竜切り株
屋久島にはひと月に35日雨が降る
屋久島は非常に雨が多く、東京都の約3倍雨が降ると言われています。
私が屋久島に到着した日は土砂降りの雨で、明日山に登れるのかな?と不安でした。
▲ 到着時悪天候にて飛行機大幅遅延
登山当日には、前日と打って変わって、晴天。登山中も天気は崩れることなく、1滴も雨は降りませんでした。
雨が降るのと降らないのでは、レベルが2と100くらい違うとガイドさんが言ってました。天候に恵まれました。
▲ 九州最高峰 宮之浦岳も、もやなく見えます
大株歩道に入ってから縄文杉まで50個の数字の札が付いており、50分の何まで進んだか確認することができます。
数字が増えていくほどゴールに近づいており、ワクワクして足取りも軽くなりました。
▲ こんな道を登ります
▲ 木の根っこがいっぱい
ついに縄文杉とご対面
縄文杉という名のとおり、縄文時代から生きている木なのかな?と考える方が多いと思うのですが、最新の研究では2000年程前からあるという説が有効だそうです。
国のHP(参照:林野庁)を確認したところ、縄文杉の推定樹齢は2170年から7200年とのことで、結構開きがありました。
どちらにせよ、太古のロマンを感じます。
▲ これが定番の撮影方法
少し残念なポイントとして、縄文杉の周りには大きさを対比できるものがないため、その巨大さを認識できず、思ったより大きく見えないという点。
以前は近くまで行けたそうなのですが、安全のため、離れた展望台からしか見ることはできません。
山頂では、お弁当を食べたり、縄文杉をじっくり見たり、1時間ほど過ごしました。
汗がひいて、動いていないと寒くて、ガイドさんが持ってきてくれたホットココアが身に染みました。重いのにみんなのドリンクを持ってきてくださるなんて、感謝感激でした。
▲ 縄文杉の近くにメデューサっぽい屋久杉
▲ 遠くに見えているのも撮影している場所も展望台で、縄文杉を取り囲むように設置されています
登ったらくだる
縄文杉でパワーチャージした後は、くだっていきます。来た道を戻るのですが、くだりの山道の方が転びやすいので注意が必要です。
▲ 下り道
疲労も溜まっているので、行動食というなのお菓子をずーっと食べながら下山しました。
野生のヤクシカに出会ったり、帰りは景色をゆっくり見る余裕があり楽しかったです。
▲ 可愛い
▲ 全然逃げず、のんびりご飯中
▲ 誰かの可愛いイタズラ
行きは暗くて見えなかった、トロッコ道沿いの景色も堪能できます。
▲ 切り株がたくさんあります。江戸時代は年貢として納めていたそう
▲ 大株歩道の入口付近
▲ こけが綺麗
▲ 水も流れています
みんなでおしゃべりしながらあっという間(4時間ほどですが、、)で戻ってきました。
今まで人生で10時間も歩いたことはありませんでしたが、とても楽しい時間でした。
この縄文杉トレッキングの全てが世界遺産な訳ではなく、途中から世界遺産ゾーンに入ります。
▲ 夫婦杉を過ぎたあたりだった気がします
日頃の運動不足の解消にはピッタリです。
思ったより、しんどい道のりではないので、もし日頃運動していないと不安に思っている方がいたら、ぜひ訪れてみてください。
天候には左右される自然アクティビティなので、日程に余裕を持って計画されることをおすすめします。
▲ 下山して発見したトロッコ
こけが綺麗でリラックス度 ★★★★☆
晴れの日おすすめ度 ★★★★★
携帯はずっと圏外度 ★★★★☆
縄文杉の大きさ伝わらない度 ★★★☆☆
少しでも体力や、山登りに不安がある方は、ガイドさんと一緒に登ることをおすすめします。
道は整備されており、迷うことはないと思うのですが、天候が変わりやすく山慣れしていないと戻る判断も難しいと思います。
人気のシーズンに訪れるのももちろん最高ですが、ピークを外しても意外に楽しかったりします。
今年も有給休暇を利用して、旅に出かけたいと思います。
皆さまも素敵な旅を♡