【福島】週に一度だけ?透明なお湯が乳白色に変わるミルキーデイを楽しもう
肌寒くなり温泉で温まりたくなる時期になりましたね。
福島県二本松市には、二本松ICから車で30分程で行ける岳温泉があります。
全国でも珍しい酸性泉のお湯に入れる温泉地で、美肌の湯として知られています。
「楽天トラベル 美肌の湯ランキング」で全国3位、2021年の「温泉総選挙リフレッシュ部門」では第4位に選ばれています。
温泉の名物として『ミルキーデイ』と呼ばれる日があり、それを目的に訪れる方もいます。
今回は、ミルキーデイのヒミツと楽しみ方についてご紹介します。
「透明お湯から乳白色に?ミルキーデイのヒミツ」
ミルキーデイは、湯守(ゆもり)と呼ばれる温泉を管理する方たちが、パイプ内の湯花(湯の花)を落とす「湯花流し」を行うことで、普段透明なお湯が湯花で真っ白になる日を指します。
湯守の方たちは、源泉から引き湯に関わる管理をすべて任されており、岳温泉とは切っても切り離せない存在だと言えます。
ミルキーデイの日は、普段のさらりとしたお湯がまろやかに変わり、肌あたりがやわらかくなります。
「足湯を目指してぶらり散策」
岳温泉ニコニコ広場の駐車場に車を停め、散策を開始。
今回の目的である足湯を目指し、大通りを下っていきます。
途中で、岳温泉名物・くろがね焼と書かれた暖簾を発見!
お土産として購入し、店内を見て回っていると何やら気になるものが。
なんと湯花の結晶が展示されていたのです!
まさか、こんなところで見れるとは...。お店の方に許可をもらい撮影。
お店を後にし、風情ある通りを下っていくと桜坂と書かれた看板が見えてきます。
桜坂は、春になると桜のトンネルを楽しむことができ、お花見スポットの1つになっています。
「桜を見ながら足湯も悪くないな...」と考えつつ、下っていくと目的地である足湯に到着。
乳白色の足湯に期待を膨らませつつ、小屋の近くまで行くと、そこには張り紙が。
「排水溝が故障のためお湯を止めております ご迷惑をおかけいたします」
運悪く故障の日に訪ねてしまったみたいです。
気を落としつつも、せっかくだから景色を楽しもう!ということで、緑ヶ池を見に行くことにしました。
エメラルドグリーンの水面が美しいこの池は、水鳥もちらほら泳いでおり、池周辺を一周することができます。
引き湯されてきたお湯は、最終的にこの緑ヶ池に流れ込みます。
エメラルドグリーンの水面に乳白色のお湯が、流れ込む姿がとても美しく、ミルキーデイの日に合わせて、見に行くことをオススメしているみたいです。
この日は緑と乳白色の美しい模様を見ることができずに終わりました。
次の週にもう一度、岳温泉に足を運んでみると足湯が見事な乳白色になっていました。
足だけでも美肌になったりして...と考えつつ、ゆっくりとミルキーデイのお湯を堪能。
冷えないようにしっかりと足を拭き終え、次は緑ヶ池に向かいます。
歩いていくと、そこには緑と乳白色の対比が美しい水面が!
これが週に一度だけ見られる風景なんだと、暫し目に焼き付けることにしました。
「最後に」
今回のミルキーデイのヒミツと楽しみ方、いかがでしたか?
ミルキーデイの情報は、岳温泉の観光協会のSNSでお知らせしているので、ぜひチェックしてみてください。
寒くなってきたこの時期に、体だけでなく心も癒されに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。