【東京】青梅 映画と猫の街、昭和レトロと大人ランチ

「映画館を見に行こう」
そう言われて首を傾げる。映画じゃなくて、映画館?

建物そのものに注目したくなる素敵な映画館は、東京や新宿から青梅行きの中央線に乗って1時間と少し。東青梅を下車したところにあるらしい。

東青梅下車

言ってはなんだけど、なんの変哲もない住宅街の駅のような?
けれど降りたらすぐに看板が。

住宅街のど真ん中に映画館。
なんだか、隠されている宝物を探しに行くような気分になりますね。
さっそく8分間のお散歩をしましょう。

道中、高校の脇の道をすり抜けて、NTT青梅の角を曲がり、しばらく歩くと見えてくる、気持ちのいい空色の建物。なんて可愛らしいのでしょうか。

かわいい映画館「シネマネコ」

この建物、昭和初期に建てられた繊維試験場で、国登録の有形文化財なのだそうです。
そんな貴重な建物を大胆に映画館にリノベーション!

webでは定休日だけ確認して、今日は何を上映しているのかは、あえて見ないで訪問しても面白そう。
だって、こんなかわいい建物で上演してる映画ですからね、どんなタイミングで訪れても、素敵なものを見せてくれるに違いありません。

屋根が高い!
歴史を感じさせる太い梁!
カフェもありますね、映画を見るならお飲み物をテイクアウトさせていただきましょうか。

大人ランチを蔵カフェ「繭蔵」で

映画館のお向かいは鬱蒼とした林……?
いいえ、ここは蔵をリノベーションしたカフェ「繭蔵」
隠れ家っぽくて雰囲気があります。

こちらはメニュー。

お天気がいい日はお庭のお席が特等席。
歴史ある蔵の作りと向かいの映画館を眺めながら、おいしいご馳走をいただきます。

お子様ランチってあるじゃないですか?好きなものがいっぱいのったプレートの。
これは大人が好きなものがいっぱいで、大人様ランチって呼びたくなっちゃう。
あー、大人になって良かったー。

店内の屋根がとても高いのは、この蔵がお蚕様を育てていたからかしら。
お向かいが元繊維試験場ということで、織物の歴史を感じてしまいますね。

繭蔵は火曜日定休。営業時間は11時〜16時半のお店です。
ランチは14時(土日は14時半まで)なので、予約をいれるとお席が確実かもしれませんね。

昭和浪漫の帰り道

その昔、青梅は映画館が三つもある映画の街だったんですって。
映画の看板を街中に飾って町おこしをしたメインストリートは昭和レトロの雰囲気を大事にしたかわいいお店がいっぱい。

有名な、古典映画モチーフの看板がいっぱい。
昔あった映画館で実際使われていたやつもあるのかな?

……ん?

猫と共に去りぬ?

なんという猫推し。

街の中にはこのようなレトロ博物館もあります。
やっぱり猫推し。

映画の看板とパロディー猫看板、街の中にまだまだあるので散歩しながら探すのも楽しいですね。
ちなみにこちらはお散歩ゴール地点の青梅駅ホームの待合室。
昭和レトロ、本当にかわいいなあ〜。