【神奈川】金沢八景観光!歴史あるモダンなカフェと朱色の橋が印象的な庭園へ
みなさん、こんにちは!
横浜の金沢八景エリアを歩いてみたことがあるでしょうか。
静かな住宅街の中にレトロモダンな雰囲気のある素敵なカフェがこの街にあります。
大正時代に創建された料亭を現在はカフェとして営業している「カフェ金澤園」。
かつての雰囲気を残す建物は、国登録有形文化財に指定されています。
また、近くには鎌倉時代の北条家ゆかりの称名寺があり、本堂前の美しい庭園が有名なので、今回は歴史的建造物の中でランチと称名寺の庭園をめぐる、金沢八景の小旅行に行ってきました。
◆金沢八景駅からシーサイドラインに乗って出かけよう
まずは金沢八景駅からシーサイドライン線に乗って「海の公園柴口」駅を目指します。
シーサイドラインは海沿いを走るので車窓からの眺めは青い海!白い船!
さわやかな海の景色からスタートで旅行気分が上がります。
海の公園柴口を下車するとすぐに公園と砂浜が見えてきます。
この広い砂浜は横浜で唯一海水浴場があり、季節になると潮干狩りで賑わう家族で楽しめるスポット。
海水浴のシーズンから外れた今の時期はほとんど人の姿はなく、砂浜からはのどかな雰囲気が感じられました。
◆喧騒から離れて歴史的建造物でカフェを楽しむ
海の公園柴口の1番出口から徒歩で約5分ほど、住宅街のなかを進んでいくと立派な日本家屋が見えてきました。
木造家屋と大きな木々が良い雰囲気のカフェ金澤園。
大正5年に創建された料亭満月が前身となり、昭和5年に割烹旅館として営業していた歴史的建造物で、与謝野晶子や高浜虚子などにも親しまれていたそうです。 現在は1Fと2Fがカフェとして営業しており、1Fのレジで注文してから空いている座席を確保する流れになっていました。
会計を済ませた後、2Fの座席を希望すると、スタッフのかたに案内されながら座席まで移動しました。
2Fに続く階段はかなり急こう配な設計!このスタイルの階段が昔の建築物の面影を残しています。
2Fのカフェエリアに到着すると思わず「わあー・・・」と声をあげてしまう景色が。
畳の大広間を囲む大きな窓には緑の木々が囲んでいます。
建物自体が高台に建っているので緑の木々の他には遮るものがなく、開放的な景色が広がります。
大きな窓のガラスは、昔の建物に利用されている分厚くて少しゆがんだ感じに見える素材ですが、その不完全な感じが趣があって好みのタイプ。
木枠や赤みのあるやわらかな光の照明と合わさってレトロモダンな空間を作っています。
料理が運ばれてくる間に、2Fフロアをしばらく見学してみると、他にも和室や洗面台なども見えました。
割烹旅館だった頃の面影が残っているようです。
◆和モダンな座敷でオムレツランチをいただく!
しばらくすると、かわいらしい木のトレイに入ったランチが運ばれてきました。
オムレツ+デミグラスソースのセットとハーフサイズの季節のタルト。
ふわふわのオムレツにコクのあるデミグラスソースがとろりとかかっています。
添えてある丸いふわふわのパンは、生地にやさしい甘みがあり、全体的に優しいおいしさでした。
ハーフサイズの季節のタルトは、今の時期はカボチャ。
カボチャタルトも程よい甘さであっという間に完食!ハーフサイズでなくフルサイズでも食べられそう。
町の賑やかな喧騒からはずれて、暖かい秋の日差しと緑豊かな風景のなかでいただくランチは、日常の忙しい時間を忘れられるほっとしたひと時でした。
◆美しい朱色の橋が印象的な称名寺の庭園へ
美しい庭が有名な称名寺も海の公園柴口から徒歩で13分ほど。歩いて行けるエリアにあります。
こちらは鎌倉時代に北条実時が建立したと言われる金沢北条氏の菩提寺。
朱色の赤門をくぐると桜並木があり、その先に歴史を感じる仁王門がでてきます。
仁王門の奥に進むと目の前に広がる阿字ケ池。朱色の橋が美しい反橋と平橋が印象的な美しい浄土式庭園があります。
橋の奥には金堂、釈迦堂、鐘楼が並んで静かに心落ち着く光景が広がっていました。
また、裏山の称名寺市民の森にも自由に行くことができます。
静かな庭園と裏山の緑が美しく、池にはカモのグループが気ままに泳いでいたり、コバルトブルーのカワセミが飛び去ったり、自然と調和している庭園に心が和みました。
称名寺市民の森で、木陰ができている小道を歩いていると、頭上からガアガアと何かの鳴き声が聞こえてきます。
初めは野鳥かな?と思って鳴き声のする方をジーっと見上げてみると、数匹のリスが早口に何かを言い合いながら走り去っていく姿が!
可愛らしい小さな動物にも出会える森があり、庭園には野鳥が寛いでいるので、きちんと手入れをしながら自然にも優しく管理されているのだなと感じました。
◆シーサイドラインは観光スポットが点在。お得な1日切符もあり!
金沢八景駅から始まるシーサイドラインは海沿いを走り、車窓からの眺めが気持ちよく、電車に乗車したときから旅行気分を楽しめます。
また、便利でお得な1日券(680円)もあるのでお出かけの用途によって利用してみても良いかもしれません。
今回は海の公園柴口で下車しましたが、沿線には野島公園や八景島シーパラダイス、三井アウトレットパークなどいろんなスポットの拠点となる駅があるので、シーサイドラインのぶらり旅も楽しそうです。