[ドイツ]光の魔術師フェルメールに出会える都市4選!

17世紀オランダの巨匠ヨハネス・フェルメール。
「真珠の耳飾りの少女」に代表される彼の作品は、その光の使い方と柔らかい表現で人々を魅了しています。
日本にも彼のファンは多いですよね!実は、現在一般公開されている彼の作品は、世界で35点と非常に少なく貴重なのです。
今回は、ドイツでフェルメールが描いた絵画を鑑賞することができる4都市をご紹介します!



ベルリン(Berlin)

まず初めに紹介するのは、ドイツの首都ベルリン!

歴史的に重要で、またアートが盛んなこの街はとってもエキサイティング。

市内には多くの美術館がありますが、その中でもフェルメールの作品を2点所蔵するのは、こちらの奥に見える「ベルリン国立絵画館(Gemäldegalerie)」。
(館内はフラッシュ無しで撮影可)

「ワイングラス」

「真珠の首飾りの女」

これらは、オランダ黄金時代に活躍した他の画家の作品とともに、奥の方の部屋に展示されています。
フェルメールに影響を与えたと言われている、ピーテル・デ・ホーホの「金貨を量る女」もあります。
他にもレンブラントやラファエロなども所蔵しており、見応えたっぷりの美術館です!



ドレスデン(Dresden)

ドレスデンは、ベルリンから南に電車で約二時間の場所に位置しています。
エルベ川とバロック様式の建築物が織りなす景観はとても美しく、観光客にも人気な都市です!

「取り持ち女」と「窓辺で手紙を読む女」の2点が、ツヴィンガー宮殿内のギャラリー・ウィングにある「ドレスデン国立古典絵画館(Gemäldegalerie Alte Meister)」で公開されています。(館内撮影禁止)

「窓辺で手紙を書く女」は、2021年に完成した修復作業により、本来描かれていたキューピッドが再び出現したことで話題になりましたね!
私は日本で公開された際に観に行きましたが、今度はドレスデンで鑑賞したいです。

ツヴィンガー宮殿内には、古典絵画館の他に陶磁のコレクションも展示されているので、時間のある方はぜひ訪れてみてください!



フランクフルト(Frankfurt)

欧州中央銀行があり、ヨーロッパの経済の中心を担っているフランクフルト。
レーマー広場のような歴史的な街並みとともに高層ビルも立ち並ぶ、多様性に溢れた街です。

マイン川の近くにある「シュテーデル美術館(Städel Museum)」では、「地理学者」を見ることが出来ます!(館内撮影禁止)

ドイツ国内で見ても多くのコレクションを抱えるこの美術館では、フランクフルト出身である文豪ゲーテの「カンパーニャのゲーテ」も展示されているので要チェック!

ドイツで一番長い歴史があるこの美術館でアートを楽しんだら、マイン川沿いを散歩するのもおすすめです!



ブラウンシュヴァイク(Braunschweig)

ブラウンシュヴァイクは、ハノーファーから電車で約30分のところにあります!
もしかしたらあまり馴染みのない都市かもしれませんが、ハノーファーに次ぐニーダーザクセン州の代表的な街です。

そんなブラウンシュヴァイクが誇る「アントン・ウルリッヒ公爵美術館(HerzogAnton Ulrich-Museum)」には、「ワイングラスを持つ娘」が展示されています。

こちらも館内撮影禁止なのが残念。

ブラウンシュヴァイクは、今回紹介した中では一番小さい都市なので観光客が比較的少なく、館内も比較的ゆっくり回ることが出来ます!

また、ここには絵画だけでなく宝物ギャラリーもあるのですが、その展示数に圧倒されました!
実はこの美術館についてあまり調べず、フェルメールを目当てに訪れたので、思いのほかその他の展示も充実していてとても素晴らしかったです。



さいごに

今回は、ドイツでフェルメール作品を鑑賞できる都市を紹介しました!
貴重なフェルメールの作品をドイツでも見ることができるので、訪れないわけにはいきませんよね。

ただし、やはりこれだけ世界中で愛されるフェルメールなだけあり、彼の作品が他の美術展へ貸出中といったこともしばしば。
訪問する際には事前にホームページでの確認をお忘れなく!

「光の魔術師」とも呼ばれたフェルメールの美しい絵画を、ドイツで堪能しましょう!