【新島】週末ふらっと女子一人旅 品川ナンバーが走る、絶景の離島へ!


「綺麗な海を見に行きたい・・・」ふと思い立ち、東京から南へ船で10時間。
同じ“東京都”である新島へ行ってきました。週末だけを使ったふらっと一人旅です!



1. 新島へのアクセス ~10時間!?の船旅~

東京から新島へのアクセスは、竹芝桟橋から大型船で最短8時間30分、高速船で最短2時間30分、飛行機であれば調布飛行場から約35分で到着します。
今回は少しでも滞在時間を長くするべく、朝一に到着する大型船を選択。
金曜日の仕事終わりにそのまま船へと乗り込みました。休みは1秒も無駄にしません!(笑)

金曜日の22時。東京・竹芝桟橋から“さるびあ丸“が出航します。2020年に就航したばかりの船内はとても綺麗で快適です。


座席は下から2番目の2等和室を選択。(旅費節約・・・!)
寝心地は良いとは言えませんが、一晩であれば十分です。毛布は100円で借りられます。

↑個々のスペースが割り当てられます。コンセントは共有です。(たまたま端っこでラッキー!)

今回は横浜を経由する航路でした。竹芝桟橋を出航して約1時間、ベイブリッジを通過してみなとみらいの夜景が見えてきます。

「明りとの距離が近い・・・!」
神奈川県民である私にとってはよく見ている景色。
ただ、“船の上から”というだけで、いつもとは違った特別な夜景に見えました。


横浜を出航したあとは、大島、利島を経由して新島へと向かっていきます。
街の明かりからどんどん離れ、真っ暗な海へと突き進んでいく感じ・・・
これから始まる旅へのワクワクが止まりません!(笑)

朝5時半頃、日の出の時間です。
海の上で海から昇る太陽を見るべく、展望デッキへ。

遮るものが何もない海の上で見る朝日は別格です。
天気も良好、良い1日になりそう・・・!



2.新島到着!~自転車で島めぐり~

10時間もかかる船旅でしたが(しかも1人)、意外とあっという間に新島に到着です。
港までゲストハウスの方に迎えに来ていただき、荷物を置いてから念願の海へと向かいます。

・・・青い!期待以上の透明度!
遠出が難しくなった今、ずっと求めていた景色です。

ただ、この海のすぐ後ろを走る車は“品川”ナンバー。
「あ、ココも東京か・・・」と不思議な気持ちになります。


まだ朝ごはんを食べていなかったので、かじやベーカリーでパンを購入し、青空の下で綺麗な海を見ながらいただきます。…幸せの極み!


贅沢な朝ごはんをいただいた後は、自転車を借りて島巡りへ。
まず向かったのは、新島で1番有名な観光スポット「羽伏浦海岸」。

メインゲートと呼ばれる建造物の間から見える、2層の海の色。絵になる景色です。

サーフポイントとしても有名なので波は少し高め。(最近は海中の地形が変わった影響で、サーファーの姿も減ってきているとか・・・)


さらに自転車を漕ぎ、次の目的地へと向かいます。


その道中、いたるところに“モヤイ像”が・・・。

何とも言えない表情・・・。
突然現れるので、少し驚いてしまいます。

実は渋谷にあるモヤイ像も、新島から贈られたものだそう。


そんなモヤイ像の前を通過しながら到着したのは、「シークレットポイント」と呼ばれる(特にシークレットではない)スポットです。

道のような、道ではないような・・・草を分けながら進んで行くと、


突然視界が開けて、眼下に広がる青い海!
足元に気を付けながら長い階段を降りていきます。


真っ白な砂浜と断崖がどこまでも続くビーチ。
人工物が何も見えない空間。
先ほどまでの穏やかな海とは違い、力強さや荒々しさを感じます。

自転車で島を半周ほどしたところで、さすがに疲れてきました。
夜ご飯までは温泉に入ったり、海でのんびりしたりして島時間を満喫です。



3. 伊豆諸島名物「島寿司」に舌鼓!

夜ご飯は栄寿司で島寿司をいただきました。
醤油などのタレに漬け込んだ刺身で握っている島寿司は、新島含む伊豆諸島の名物にもなっています。
しっかりとした味付けに、魚も肉厚で美味しい!

島寿司は伊豆諸島それぞれの島によって、味付けなどの方法が若干違うそうです。
足を運んだ際にはぜひ食べていただきたい一品です。

それから明日葉を使った料理もおすすめなので、ぜひ。



4. まとめ

翌日はお昼過ぎのジェット船で帰宅予定だったので、またまた桟橋で朝ごはんを食べながら島の景色を目に焼き付けます。

新島はザ・観光地の島と比較すると、飲食店や宿泊施設の数も圧倒的に少なく、目立った観光名所もありません。

ただ、道中すれ違った人と「こんにちは」と挨拶をしたり、島のおばあちゃんに「どこ行くの?いってらっしゃい!」と話しかけてもらえたり、都会にはない島特有の時間が流れています。

そこが、小さな離島の大好きなところです。

色々な場所に足を運ぶことが難しくなってしまったご時世ですが、素敵な時間を過ごせたことに感謝をして、「また明日から頑張ろう!」と思わせてくれた1人旅でした。