【メキシコ】ユカタン半島に現存するマヤ文明の遺跡「チチェン・イツァ」

チチェン・イツァは、メキシコ南部のユカタン半島に現存するマヤ文明の遺跡です。ユカタン州の州都メリダから東に約120キロの位置で、約4平方キロにも及ぶ広大な敷地に広がっています。

遺跡は6世紀頃のマヤ古典期に整備されたと推定される旧チチェン・イツァと、10世紀以降の新チチェン・イツァーの2つのエリアに大きく分けられます。新チチェン・イツァの中心には、マヤの最高神で羽毛をはやしたヘビの姿をしたククルカンを祀るピラミッドのカスティージョが聳え立っています。


カスティージョの北側の密林を超えると、聖なる泉セノーテが穏やかに水を湛えています。チチェン・イツァは、マヤ語で聖なる泉のほとりの水の魔法使いを意味します。