【韓国】朝鮮半島の南北分断を象徴する「板門店」
板門店は、朝鮮半島中間部の北緯38度線、朝鮮戦争停戦のための軍事境界線上の地区です。朝鮮半島では第二次世界大戦直後に戦争が勃発し、その後休戦協定が結ばれました。互いの軍事行動を放棄し、北緯38度線を軍事境界線として、南北2キロ、東西4キロのエリアを非武装地帯DMZとしたのです。
板門店の一画が、共同警備区域JSAとされ、韓国軍を中心とした国連軍と北朝鮮の朝鮮人民軍が対峙しています。敷地の中心には、軍事停戦委員会議場が設けられ、南北の代表が何度も会談を行っています。隣接する韓国側施設の自由の家では、アメリカのドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長、韓国の文在寅大統領による首脳会談が開催されました。