【ラトビア】さまざまな建築様式が混在する「リーガ大聖堂」

リーガ大聖堂は、ラトビアの首都リーガの旧市街に建造されたルーテル教会の大聖堂です。1211年、アルベルト司教によってダウガヴァ川の河川敷に創設されて以来、増改築が繰り返されました。そのため大聖堂には、ロマネスク様式、初期ゴシック様式、バロック様式、アールヌーボー様式などの様々な様式が混在しています。

建築物のデザインも多彩ですが、大聖堂が建つ地面も特徴的といえるでしょう。聖堂が面するドゥアマ広場から眺めると、聖堂は地下からせり上がっているように見えます。これは聖堂が建設された当時の地面と現在の路面に高低差があるためです。ユニークな外観を楽しんだ後、聖堂内に入ると、壁面を埋め尽くす色鮮やかなステンドグラスや、6718本のパイプを備えたパイプオルガンに目を引かれます。