【山形】古くから信仰を集めてきた「羽黒山」

山形県庄内地方に連なる羽黒山、月山、湯殿山は、総称して出羽三山と呼ばれ、江戸時代から信仰を集めてきました。羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、湯殿山で再生するという巡礼は、今でも多くの修験者たちが歩く道のりです。

しかし、実際に三山をお参りするのは大変。そこで朗報!羽黒山山頂には、三神合祭殿という、ここ一カ所で三山をお参りしたことになる、ありがたい神社があるのです。羽黒山の随神門をくぐった先は、ミシュランガイドで、三つ星にも輝いている全長約1.7kmの表参道。

途中には、朱塗りの神橋や須賀の滝など見どころがありますが、一番は何と言っても、国宝にも指定されている素木作りの五重塔です。無駄な装飾や色が一切ない五重塔は、潔い凛とした美しさを感じさせてくれるはずです。