【フランス】中世へタイムスリップ♡ カルカソンヌの魅力

フランス南部にある、カルカソンヌという街を知っていますか?
ヨーロッパ最大規模の城塞都市「Cite(シテ)」を中心とした街で、その美しさは「カルカソンヌを見ずして死ぬな」と言われるほど。フランス国内では、モンサンミッシェルに次ぐ人気観光地でもあり、日本でも人気が出るのでは!?と思います。今回は、そんな中世の情緒を感じられるカルカソンヌの魅力をご紹介します。





カルカソンヌの歴史

カルカソンヌに到着してまず驚かされるのが、ヨーロッパに現存する最大級の城塞。全長3キロメートルにも及ぶ重厚な城壁は圧巻の迫力です。

二重になっている城壁の中に残る「シテ」という城塞都市は、古代から中世にかけて築かれたもので、11世紀から13世紀に建造されたお城や教会とあわせて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
そのシテには、現在も人々が暮らしているそうです。
夜間にはライトアップされているとのこと。何世紀もの時を経て暗闇に浮かぶ城壁も、きっとロマンティックですよね。





中世を感じるシテをおさんぽ♩

かつて外敵から街を守っていた門はPorte d’ Aude(オード門) とPorte Narbonnaise(ナルボンヌ門)の二箇所。現在は、カルカソンヌの名前の由来となった女領主カルカスの像が門番のように立っている、ナルボンヌ門から入場します。門を一歩入ると、そこはもう中世!

積み木のような円錐形の塔がいくつも連なる景色が印象的でした。

石畳の道はでこぼこしているので、馬車を利用している人も。坂も多いのでスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです◎

二重の城壁の間を歩きながらのぞく、オレンジの街並みは絶景!

シテの中心にあるChateau Comtal(コンタル城)やロマネスク建築とゴシック建築が融合したBasilique St-Nazaire(サン・ナゼール・バジリカ聖堂)は、歴史建造物に指定されています。時間に余裕がある方はぜひ訪れてみてください。

サン・ナゼール・バジリカ聖堂の近くには、「HOTEL DE LA CITE」というホテルも。世界遺産に宿泊することもできるなんて素敵ですよね。外観がメルヘンでとてもかわいい!





南フランスならではのショッピングも楽しんで

フランスでも人気の観光地とあって、お土産屋さんも充実していて、ラベンダーのポプリやソープなども豊富にありました。
特におすすめされたのが、「autrefois」というメーカーのディップと「calisson(カリソン)」というお菓子です。

Autrefoisは、カラフルなディスプレイが目を惹きます。バジルやチリトマト、チーズなどさまざまなフレーバーのディップが並んでいて、試食もさせてもらえます。バゲットと一緒にプレゼントにも◎

カリソンは、南フランスの伝統的な焼き菓子で、マジパンを菱形にかたどった表面には真っ白なアイシングが施されています。ねっとりとした食感で、アーモンドとオレンジが香る一口サイズのお菓子は、飴のように個包装されたものもあり、ばらまきにぴったりです!

石畳の道を歩き疲れたら、ジェラートやクレープのお店やレストランもありますよ◎
中世の街並みと一緒に、ぜひショッピングを楽しんでみてくださいね。





いかがでしたか?
門をくぐれば中世にタイムスリップしたような歴史あふれる情景を楽しめるカルカソンヌの城塞都市・シテ。重厚な城壁はもちろん、サックスブルーとコーラルオレンジの三角屋根がかわいい塔もフォトジェニックで、まるで絵本の1ページのような1枚が撮れます。フランスでは人気の世界遺産、アクセスしにくい都市ではありますが、少し足を延ばして訪れてみては?