北ドイツにある小さな街「Mölln」で、ティル・オイレンシュピーゲルの世界を楽しもう!
Hallo! こんにちは、Clareです。
今回はドイツ在住の私が一度訪れたら季節を変えてまた訪れたくなった。
そんな街Mölln(メルン)を紹介したいと思います。
目次
1.Möllnはどこに位置している?どんな街?
2.ティルオイレンシュピーゲルのゆかりの街?
3.聖ニコライ教会(St.Nicolai kirche)
4.街のあちこちにティル・オイレンシュピーゲルが......
5.クアパーク・メルン(Kurpark Mölln)
6.シュタット湖(Stadtsee)
7.おまけ
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在、不要不急の海外渡航は中止するよう求められています。外務省の海外安全ホームページ等で最新の情報をご確認ください。
1.Möllnはどこに位置している?どんな街?
Mölln(メルン)は北ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州にある小さな街です。
ハンブルク中央駅から電車で約1時間、リューベック中央駅から電車で約25分です。
メルンは中世の街並みが残っており、いくつかの小さな湖に囲まれているとても美しい街です。
2.ティル・オイレンシュピーゲルのゆかりの街?
皆さんティル・オイレンシュピーゲルをご存じですか?
ティル・オイレンシュピーゲル(1300~1350年)は14世紀に北ドイツに実在したといわれている道化師です。様々ないたずらで人々を翻弄したが最後は病死したとされている。そんなティルが生涯の幕を閉じた場所がここメルンだそうです。
そのためメルンの街には彼の銅像や博物館、様々ないたずら(笑)が存在しています。
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」はヨーロッパではとても有名なお話です。私がティル・オイレンシュピーゲルを知ったきっかけは、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という作品です。
音楽を勉強している方やオーケストラ、クラシック音楽が好きな方にはおなじみの作品ではないでしょうか?私ははじめてこの街を訪れ、ティルの銅像を見た時すごく感動しました(笑)是非この気持ちを皆さんにも体験して頂きたいです。
▲ ティル・オイレンシュピーゲルの像
▲ メルンの街並み
3.聖ニコライ教会(St.Nicolai kirche)
ティルの像の近くにある階段を登るとそこには聖ニコライ教会があります。
この教会もメルンの中でおススメのスポットのひとつです。
そして教会の外にはティル・オイレンシュピーゲルの墓碑があります。
▲ 聖ニコライ教会
▲ 教会の中
▲ ティル・オイレンシュピーゲルの墓碑
ちなみにティル・オイレンシュピーゲルが実在していたかはまだまだ不明だそうです。
お話の中ではティルは癌で死んだそうですが、R.シュトラウスの交響詩の中ではいたずらが理由で絞首刑になっています。(笑)
この墓碑に書かれたティルは手にフクロウと鏡を持っています。
意味はフクロウはドイツ語でEule(オイレ)、鏡はSpiegel(シュピーゲル)です。
ティルの名前になっていますね。
▲ 教会からの景色
4.街のあちこちにティル・オイレンシュピーゲルが......
この街はティルにゆかりのある街なので、私はあの有名なミッキーを探せ。の気分になるくらい沢山のティルをモチーフにした物や像を見つけることが出来ました。
街をぶらぶらしているだけで楽しめる街です。
街の中心地にはティル・オイレンシュピーゲルのMuseumもあります。
ティルの歴史や面白い話まで楽しめます。
▲ 少し怖い
▲ Museumの入り口
▲ Museumの中を少しだけ…
5.クアパーク・メルン(Kurpark Mölln)
メルンの中心地に位置する様々なテーマの庭園が魅力的な大きな公園です。
散歩やちょっとしたピクニック、休憩にも最適な自然に囲まれた素敵な場所です。
▲ Kurpark
▲ くつろぐことの出来るベンチも設置されています。
▲ こんな可愛い噴水(?)もありました。
▲ ティルのいたずら
そしてこちら…この何かわからないオブジェ、端には金色のう〇こが…
そしてBitte nicht anfassen! (触らないでください)
そんなこと書かれたら触りたくなりますよね??笑
もちろん私は触りました。
▲ ここには触ってはいけません(笑)
そのあと!!!!事件は起きました。
ティルのいたずらです。
何が起きるかは是非訪れて試してみてください。(笑)
6.シュタット湖(Stadtsee)
メルンの周りには7つの湖があります。
その中でも中心地にあるシュタット湖を紹介します。
私は冬の北ドイツの湖を見ることが好きです。とても澄んでいて美しいです。
▲ こちらは冬に撮影しました。
▲ こちらはシュタット湖の隣のツィーゲル湖の入り口です。ここにもティル。
7.おまけ
私は夏と冬に一度ずつ訪れました。
Kurpark を散歩したり街散策をするには夏がぴったりだと思います。
冬にはティル・オイレンシュピーゲルの像の隣に大きなクリスマスツリーがそびえ立っていいました。すごく綺麗でドイツの静かなクリスマス気分を味わうことが出来ます。
▲ 冬限定のクリスマスツリー
そして私はこのクリスマスツリーの目の前にあるレストランに行きました。
伝統的なドイツ料理や美味しいコーヒーや手づくりケーキを楽しむことが出来ます。
▲ Café am Markt
▲ ジャーマンポテトと目玉焼き
▲ アップルパイ
まとめ
いかがでしたか。Möllnはガイドブックなどにはあまり載っていない、日本人観光客にとっては少しマイナーな街だと思います。
しかし凄く綺麗な湖やクアパークで旅の疲れを癒したり、ヨーロッパで有名なティルの物語に触れたり……観光客が少ない街でのドイツを楽しんでみるのもとても楽しいです。
是非、北ドイツ観光のプランにメルンを入れてみてください:)