しまなみ海道サイクリング旅! 2泊3日で巡った観光スポット・ご当地グルメ
瀬戸内海に浮かぶ島々を結ぶ「しまなみ海道」は、サイクリング旅行に人気のスポット。自転車で気持ちよく走りながら、ご当地グルメや観光も満喫でき、サイクリング初心者でも気軽に楽しむことができます。
今回は、私がしまなみ海道を訪れたときに実際にまわったコースをご紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてまた旅行を楽しめるようになったら、ぜひ訪れてみてください!
「しまなみ海道」とは
しまなみ海道サイクリングロードは、広島県の尾道市と愛媛県の今治市を結ぶ自転車道。
瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながらのサイクリングは格別で、2014年にはCNNの「世界7大サイクリングルート」(“7 best bike routes in the world”)に選ばれました。今では “サイクリストの聖地” として知られています。
しまなみ海道は1泊2日で旅程を組む方も多いですが、観光スポットにも寄り道しながらゆっくり楽しみたかったので、今回は2泊3日でプランを立てました。
【1日目】尾道「日乃出食堂」で腹ごしらえ
13:00ごろ、広島・尾道駅に到着!
まずは腹ごしらえということで、尾道駅から徒歩3分ほどの「日乃出食堂」へ。有名な「尾道ラーメン」をいただきました!
こちらのお店には尾道ラーメン以外にも、ペペロンチーノ風日乃出ラーメンと変わったラーメンがあります。新感覚ラーメンでなかなかクセになる味なのでおすすめです。
デザートに「おやつとやまねこ」の尾道プリン
14:00、食後のデザート。レトロ可愛い外観と「尾道プリン」が人気のお店、「おやつとやまねこ」へ。
猫マークのレトロな瓶に入った「尾道プリン」。魚の醤油さしにはレモンソースが入っていて、プリンにかけるとさっぱりとした味に変化します。2パターンの味を楽しむことができるので、お好みのほうで召し上がってみてください。
尾道の街を一望できる「千光寺公園」へ
14:30頃、お腹もいっぱいになったので少し運動がてらお散歩に! 尾道を代表する観光スポット「千光寺公園」の展望台からは、尾道の街や瀬戸内海の島々を眺めることができます。
尾道のオシャレスポット「ONOMICHI U2」
15:30頃、人気のオシャレスポット「ONOMICHI U2」へ。リノベーションされた古い倉庫内に、カフェやベーカリー、バー、ショップ、ホテルなどが入った複合施設で、尾道に来るなら一度訪れておきたいスポットの1つです。
(今回の旅では別の場所で借りましたが、こちらで自転車をレンタルすることもできます!)
フェリーで向島へ。「ゲストハウス尾道ポポー」に宿泊
16:00頃、フェリーですぐ近くの「向島(むかいしま)」へ。向島へは橋もありますが、自転車専用道が整備されていない上に交通量が多く危険なため、フェリーの利用が推奨されているようです。料金は大人100円、自転車の場合は+10円。乗船時間はわずか5分ほど!
向島に着いてからは周辺を散歩して、この日は「ゲストハウス尾道ポポー」に泊まりました。
【2日目】「しまなみレンタサイクル」で自転車をレンタル
朝10:00頃、自転車を借りに「しまなみレンタサイクル」のターミナルへ。尾道側と今治側に複数のターミナルがあり、今回借りた場所は「尾道市民センターむかいしま」というところ。色々な種類の自転車がありますが、クロスバイクを2日間借りました。
自転車は借りた場所以外のターミナルで乗り捨てすることもでき、もしきついと思っても安心です。利用料金(大人)は、[1日1,100円〜1,600円] + [保証料 1,100円]。保証料は、貸出ターミナルまたは貸出ターミナルと同じ島内のターミナルに返却した際にのみ返金されます。
「後藤飲料水工業所」で“幻のサイダー”を
10:30頃、サイダーを飲むために、向島の「後藤飲料水工業所」にやって来ました。どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気が魅力的です。
こちらのサイダー、昔ながらの瓶に入っていてとても可愛いんです!
実はこの瓶の製造がもう終了してしまっているため、その場でサイダーを飲んで瓶を返却するシステム。現地に行かないと飲むことができないということで “幻のサイダー” と呼ばれているのだとか。向島を訪れたらぜひ寄りたいスポットです!
話題のチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL」
11:30頃、向島の高台にあるチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」を訪ねました。“ほんとにここ!?”と思ってしまうような場所にあり、結構坂道できつかったです...。
こちらのチョコレートは、カカオ豆と砂糖のみで作られている新鮮なチョコレート。人気すぎて売り切れていることもあるそうなので、早めの時間帯に行くことをおすすめします。
今回はジェラートをいただきました。自転車をたくさん漕いだあとにぴったり!
「向島」を出て「因島」「生口島」へ
さて、ここからしばらく自転車で走り、しまなみ海道が結んでいる瀬戸内海の島々を巡ります。
向島の次の「因島(いんのしま)」では、あまり寄り道をせずそのまま突っ切りました。この島には“自転車神社”と呼ばれる神社があるそうなので、時間がある方はぜひ参拝してみてください。
そして次の「生口島(いくちじま)」では、有名なジェラート店「しまなみドルチェ」で休憩をとりつつ走ります!
「御食事処 ちどり」でレモン鍋
14:30頃、生口島の「御食事処 ちどり」にてちょっと遅めの昼ごはん!
生口島といえば「レモン」が有名ということで、レモンを使った鍋料理を注文しました。すごくさっぱりしていて、疲れた体にぴったりです!
このほか、新鮮な海の幸を楽しめる御膳や、タコ天丼の卵とじなどが食べられます。
真っ白な大理石の世界!「未来心の丘」
アートの島といわれる生口島に来たなら、絶対に寄りたいスポットがこちら! 耕三寺の敷地内にある、白い大理石の庭園「未来心(みらいしん)の丘」。一面真っ白の、まるでギリシャのような異国風の光景がSNSで話題になっています。写真好きの方にすごくおすすめです!
「IKIDANE CYCLIST HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」宿泊
この後は、次の島「大三島(おおみしま)」へ。ここから愛媛県に入ります!
18:30頃、大三島の宿に着きました。この日宿泊したのは「IKIDANE CYCLIST HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」。シングル・ツイン・ドミトリーの3タイプの客室が用意されている、サイクリストに大人気の宿泊施設です。
【3日目】「よし川」で海鮮丼
朝は10:00スタート!「大山祇神社」に参拝したり、大三島の風景を楽しみながら走ります。
12:00頃、「よし川」というお店で海鮮丼! 結構ボリュームがあって、卵との相性抜群ですごく美味しいです! 海鮮丼以外にもカレーやエビフライ定食などのお食事もたくさんあるので、海鮮丼が苦手な方でも◎
「伯方の塩」工場見学!
13:00頃、すぐ近くにある「伯方の塩」の工場へ。無料で見学できて、塩もプレゼントしてもらえます。「伯方の塩ソフトクリーム」も要チェック!
今日は最終日ということで、このあとは大三島を出て「伯方島(はかたじま)」「大島(おおしま)」を一気に駆け巡ります! 海が透き通っていてとても綺麗!
絶景スポット!「亀老山展望公園」
17:30頃、大島の「亀老山展望公園」へ。公園までの道のりは急な坂で、自転車で上るにはかなり厳しそうだったので、自転車を山の麓に置いてタクシーで向かいました。
公園からの眺めは、まさに絶景。今までサイクリングで通ってきた島を見ることができます!
この後は最後の今治駅まで一気に自転車を漕ぎ、19:00前にはゴールしました。
2泊3日のしまなみ海道の旅を振り返って
尾道や瀬戸内海の島々を観光しながらサイクリングを楽しめて、とても心に残る旅でした。
サイクリングロードにはあと何キロかが分かる目印があり、景色も良く、サイクリング初心者にもおすすめの場所です! 世の中が落ち着いたら、ぜひ行ってみてください。