【アメリカ】自然いっぱいの世界遺産「ヨセミテ国立公園」
サンフランシスコから車でおよそ4時間、ロサンゼルスから車でおよそ5時間半のところにあるヨセミテ国立公園。
世界遺産にも登録されている自然いっぱいのヨセミテ国立公園は、春・夏・秋・冬とそれぞれいろんな景色を見せてくれる人気の観光スポットです。
特に5月から6月は雪解けにより滝の水量が増え、とても人気のシーズンとなっています。
5月下旬に2泊3日で行って来ました。
▲ ヨセミテ滝
ヨセミテ国立公園で何が出来るの?
ヨセミテ国立公園は面積およそ3100㎢の大きな、大きな公園です。
遠いところへは車やバスで回る必要がありますが、中心地ではハイキングをしながら自然を楽しむことが出来ます。川や滝、木、山にふれながら美味しい空気を吸ってのハイキングはとても気持ちが良い!
ハイキング以外にもレンタサイクルがあるので、自転車で公園内を回ることも出来ます。
その他、キャンプやラフティングをしている人たちもいました。
またクライミングも出来るようです。
▲ レンタサイクルが気持ちいい
ヨセミテ国立公園の中心スポットはシャトルバスが便利!
ハイキングが出来るヨセミテ国立公園の中心スポットには、ヨセミテ・バレー・ビジター・センターやミュージアム、おみやげ屋さん、スーパー、シアターなどがあります。
そしてこの中心スポットを含め、無料のシャトルバスが周回しているので、好きな時に好きな場所へ手軽に行くことが出来ます。
▲ 無料のシャトルバスが便利
運行時間はだいたい10分に1本くらいで、ヨセミテバレー内の主なポイント20か所くらいを循環しています。
▲ シャトルバスのmap
ヨセミテ国立公園の1番人気スポット ヨセミテ滝
ヨセミテバレーの中心スポットに位置し、無料シャトルバスで手軽に行ける人気スポットのヨセミテ滝。高さ739m北米一のヨセミテ滝は圧巻です。アッパーフォールとローワーフォールから成るこの滝はちょうど雪解けで、激しい滝を見ることが出来ました。
近場のローワーフォールは最寄りのシャトルバス駐車場から歩いて20分くらいのところにあり、簡単に見ることが出来ます。
アッパーフォールはさらにそこから長いトレイルが必要なので、お時間ある方にはオススメです。
▲ ローワーフォール
ハーフドームが湖に映る!?ミラーレイク
同じく無料シャトルバスで近くまで行くことが出来るのがミラーレイク。
岩(ハーフドーム)のふもとにある湖がキレイに山を映してくれます。
こちらのミラーレイクまで行くには最寄りのシャトルバス停からおよそ片道30分くらい。(車で近くまで行くことが出来ません)
ヨセミテ滝(ローワーフォール)へ行く道は舗装されて歩きやすいですが、ミラーレイクへの道のりは山道です。
しかし歩いた先には絶景が!!!
私が行った時には写真で見るより水の量が少なくて、あれ!?ってなってしまいましたが、それでもハーフドームが映った湖を見ることが出来ました。
今回ハーフドームの麓にあるハーフドームビレッジに宿泊したのですが、帰り道はミラーレイクからそこまで歩いて帰れる距離でした。
▲ 湖にハーフドームが映っています
辺り一面を見渡すことが出来るグレイシャー・ポイント
地図で見るとヨセミテバレーのすぐ南の方に位置して、一見近そうに見えるのですが、車でぐるーっと回らないと行けないグレイシャー・ポイント。
標高2199mでヨセミテバレーよりはるかに高いところに位置するグレイシャー・ポイントはヨセミテの展望台のようなスポット。
ハーフドームやノースドーム、ヨセミテ滝などを一気に見ることが出来ます。
ただ標高が高いので、私が行った時にはグレイシャー・ポイントに続く道は雪が解けていませんでした。また天候も悪く、2日目・3日目は道がclosedされていたので、1日目に行くことが出来たのはとてもラッキーでした。
▲ ヨセミテ滝がキレイに見える
ヨセミテバレーが一望できるトンネルビュー
ヨセミテバレーへ続く道と、グレイシャー・ポイントに続く道のちょうど折り返し地点に位置するトンネルビュー。ここではヨセミテバレーを一望することが出来ます。
パーキングからすぐ見ることが出来るので、とてもアクセスしやすいスポットです。
エルキャピタンという有名な岩や花嫁のウエディングベールに見えることから名付けられたブライダルベール滝などが見ることが出来ます。
▲ ブライダルベール滝が見える
ちなみにエルキャピタンやブライダルベール滝はヨセミテバレーに行く途中に、もっと近くで見ることが出来ます。
▲ エルキャピタン
まだまだあるヨセミテの見どころ
以上ご紹介したのは中心地に近い観光スポットの一部ですが、もしお時間がたくさんあるなら他にも見どころはたくさんあります。
まずは中心地から南へ位置する「マリポサグローブ」。樹齢3000年以上のジャイアント・セコイアの木があります。
次に中心地より北東に位置する「トゥラミ・メドウズ」。標高の高い牧草地には川や山を見ることが出来ます。
最後に1番北に位置する「ヘッチヘッチー峡谷」。こちらも標高が高く、峡谷、湖など絶景を見ながらハイキングが楽しめます。
この3点は中心地からはとても遠いですが、長く滞在する方は色々見て回るのもいいと思います。
THE NORTH FACEのロゴハーフドーム麓のハーフドームビレッジ
今回私たちは、1泊ヨセミテ公園外、1泊ヨセミテ公園内のハーフドームビレッジにステイしました。
ヨセミテバレー内にはいくつか宿泊施設がありますが、どちらもとても人気なので早めの予約をオススメします。今回たまたまキャンセルが出て5日前に予約したハーフドームビレッジ。ハーフドームというのは、半球を縦に割ったように見える岩で、反対側から見ると丸みを帯びています。 そしてTHE NORTH FACEのロゴにもなっています。
その麓にあるハーフドームビレッジでは、普通のロッジに泊まれるところはもちろん、キャンプ場、ベッドが併設されたテントなどさまざまな形態の宿泊施設がありました。
またレストラン、マーケット、お土産屋さんも充実していて、やはり公園内で泊まるのはとても便利だなと感じました。
ただWi-Fiは1か所しか入らず、人が多い時間帯は繋がらず少し不便です。
▲ THE NORTH FACEのロゴ・ハーフドーム
最後に
5月の最後だと言うので、お天気が良く、とてもキレイなヨセミテが見えるかなと思い計画を立てましたが、実際行った日は雨模様&異例の寒さ。
2日目はヨセミテ公園外のマリポサグローブの近くにステイしましたが、朝の気温は1℃、そしてあたり一面雪景色&吹雪いていました。あっという間に雪も積もり、公園内への1番近い道はclosedされ、迂回する羽目に・・・。みんなが迂回するので、渋滞に巻き込まれ、なかなか大変でした。
時間をかけてたどりついたヨセミテバレーは全く雪が降っておらず、同じ公園内でも標高がバラバラなので気温の差を改めて痛感しました。
天気予報を見てみると次の週は晴れ、最高気温21℃!!たった1週間でこんなにも気温が異なるなんて驚きです。
是非行かれる際は天気予報をチェックして行って下さい。
そして車で行かれる方は、道がclosedされているかどうか確認をオススメします。
そんな冬のヨセミテと春のヨセミテを味わうことが出来た2泊3日でした。
(5月の最後の週はアメリカ3連休の為大変混みあいます。また5月最終月曜日は入場料無料みたいです。)
▲ 大雪でビックリ