【カナダ・ワーホリ体験談】現地で就いた仕事やお金事情、カナダの魅力をご紹介!
カナダに一年ワーキングホリデーで滞在していました。
出会った人々や生活の様子などを、現地で撮影した写真とともにご紹介します。
ワーキングホリデーでカナダへ行く条件は?
年齢: 18歳~30歳
期間:1年以内
そのほか、カナダのワーキングホリデーの許可を取得したことがないこと、疾病・障害をカバーする保険に加入すること、扶養家族が同行しないこと、2,500カナダドル以上の滞在資金と帰国時の航空券または同等の資金があること などが条件となります。
カナダを選んだ理由は...
本当はNYに留学したかったのですが、アメリカはワーキングホリデー制度がないので、NYに近く、英語の発音になまりがなく語学学校の質もいいと聞いていたカナダに決めました。
カナダでの仕事探し、第一関門はレジュメ作成!
仕事は、イタリアンレストランと日本食のレストランを掛け持ちしていました。
英語がほぼ喋れない状態で行ったので、レジュメと呼ばれる履歴書を作成するのが第一関門でした。英語圏なので当然すべて英文で記入する必要があり、苦労した覚えがあります。
レジュメが完成したら、レストランを探し手当たり次第に店に入っては定員さんにレジュメを渡す、ということを一週間ほど続けたところでイタリアンレストランのキッチン補助の仕事が見つかりました。
キッチンはチップがもらえず、給料もそこそこだったので大家さんに仕事を紹介してもらい、日本食レストランでサーバー(ウエイトレス)のバイトもしました。こちらは驚くほど給料がよく、忙しい日はチップだけで一日100ドルほど稼げました。
(トロントの人たちはチップで生活しているんだからチップを払うのは当たり前、という考え方で、私も外食の際は必ずチップを払いました。たいてい会計の10~20%ほどチップを払うので、外食はお金がかかりました。)
それぞれの仕事先の良かったところ
イタリアンレストランで働いてよかったことは、日本人が一人もいなかったので自然に英語が身についたことと、イタリア人のシェフが作る本場のイタリアンが毎日賄で食べられるところでした。イタリア人は陽気な人が多く、お客さんがいても料理や配膳をしながら歌ったり踊ったりしていて、働いていて本当に楽しかったです。
日本食のレストランはやはり給料がいいことと、賄でおいしい日本食が食べられることです。(賄のことばかり言ってますが、おいしい日本食を出すお店があまりなく、お米を手に入れるのも大変だったので本当にありがたかった...)
カナダ生活のお金事情
物価はあまり日本と変わらなかったと思いますが、交通費はお得で、バス、サブウェイ、ストリートカー、何回乗ってもどこまで行っても一か月の定期代は約12,000円でした。
家賃は、ホームステイ時はエージェントを使ったので割高で一か月で100,000円ほど、自力で探したハウスシェアは50,000円でした。
カナダ滞在中に行って良かったイベント・スポット
私は観光らしい観光があまりできなかったですが、帰国前にNYに行っておいて良かったです。バスで行く場合は格安ですが(最安値で約2,000円)12時間ほどかかり、途中どこに寄れるというわけでもなく非常に疲れます。割のいいバイトをしているのなら、少々高くても飛行機で1時間半でいけるのでそちらの方が楽でいいと思います。
夏場にトロントに滞在する予定があり、音楽が好きという方におすすめなのがElectric Islandという野外フェスです。
トロントアイランドというフェリーで行ける小さな島で開催されるこのフェスはラインナップが豪華で、世界的に活躍するDJがかける音楽と島のゆったりとした雰囲気、音を楽しむ人たちに囲まれて時間を忘れて楽しめます。
イベントも多く、中でも一番盛大で印象的だったのがPride paradeです。
LGBT文化を讃え、LGBTの人権を訴える運動で、パレードに参加する人は百万人という規模。街全体でお祭りを楽しみます。
ゲイやトランスジェンダーの人たちが見物人に水鉄砲で水をかけたり、トラックの上でほぼ裸の人たちが楽しそうに踊っていたり、警察官が派手な衣装を着てパトカーでパレードに参加したり、右を見ても左を見てもみんな笑顔で、知らない人とも笑いあって、あんなにハッピーな空間が存在することが衝撃的で、街中を包む多幸感に涙が出るほどでした。
Pride paradeの日でなくても、普段からバスの中でゲイの恋人同士が寄り添っていたり、堂々と手をつないで街を歩いたりという場面をよく見かけます。トロントはLGBTの人々にとって、自分に正直でいられる場所なんだと思います。こういう場所が世界中に増えることを心から願います。
カナダを選んで良かった。
トロントは人種のサラダボウルと呼ばれる通り、昔から様々な人種が住む街です。そのせいか差別がなく、よそ者の私にもあたたかく、親切に接してくれました。
カナダはその豊かな自然もさることながら、そこに住んでいる人々がとても素晴らしく、トロントで出会った人すべてが宝物です。ハウスシェアをしていた時の大家さんは私の第二の家族と言えるほど大事な存在となり、今でも連絡を取り合ってはお互いの近況を報告したりしています。
アメリカにワーホリがないから、という理由で選んだカナダでしたが、人生で最良の選択だったと思います。