【鹿児島県・沖永良部島】こんな絶景が地底に!?究極の洞窟ツアー「銀水洞」へ行ってみた
こんにちは、SAORIGRAPHです。
いよいよ8月!皆さん、夏休みを全力で楽しんでいますか?(社会人の皆さん、お盆休みはもうすぐです!頑張りましょう!)
さて、今回は夏休みにぴったり!冒険と絶景がコラボした、究極の洞窟「銀水洞」ツアーをご紹介します。興味のある方は是非行ってみて下さいね!
ケイビングの聖地「沖永良部島」
沖永良部島(おきのえらぶじま)は、奄美大島と沖縄本島の間に浮かぶ鹿児島県の離島で、珊瑚礁の隆起により誕生しました。島のほとんどが珊瑚を起源とする石灰岩で出来ている為、他の土地では見る事の出来ない景色が沢山あります。
石灰岩は空洞が多いので洞窟を形成するスピードが速いのも特徴。その結果、沖永良部島には現在分かっているだけでも大小200~300の洞窟が存在し、バリエーションの豊富さや鍾乳石群の美しさから『ケイビングの聖地』と言われています。
沖永良部島最高峰の洞窟「銀水洞」に行く前に
写真は初心者コースの「リムストーンケイブ」。まずはこちらでケイビングに慣れましょう。
今回ご紹介する「銀水洞」は、ケイビングツアーで行ける洞窟の中で最も難易度が高い洞窟。参加資格は
・10歳以上の健康な方
・沖永良部島でのケイビングツアー参加が2回目以降の方
となっております。つまり、一度他の洞窟でケイビングを体験してからでないと銀水洞には行けないのです。
わたくしは銀水洞アタックの前日に、初心者コースの「リムストーンケイブ」に参加しました。「リムストーンケイブ」の様子は以前書いた記事をご覧ください。初心者コースですが見所満載でこちらもオススメですよ!
>>【鹿児島県・沖永良部島】アウトドア派にオススメ!洞窟の聖地でケイビングをしよう!
いざ!銀水洞へ出発!
ヘルメットにヘッドライト、ウェットスーツ、つなぎという完全装備でいざ洞窟へ。鬱蒼と生い茂る森の中に洞窟の入り口がぽっかりと口を開けています。
銀水洞は上級者コースの為、ガイドさんが2名体制でサポート。写真もバシバシ撮ってくれますので、後々の思い出の為にも沢山リクエストして撮ってもらいましょう!
洞窟の中に入ると、初っ端から匍匐前進。
銀水洞は全長約3kmの道のりを、往復5~6時間かけて探検します。そう聞くと「ちょっと私には無理かも・・・」と思う女子もいるかもしれませんが、ご安心ください!普段一切運動の類をしない(=意地でもするものか)わたくしでも挫ける事なくケイビングを楽しめました!
見て楽しい!遊んで楽しい!地底世界!
洞窟の中には普段は見る事の出来ない世界が広がっています。
例えばこんなに巨大な鍾乳石や・・・
ストローと呼ばれる鍾乳石が螺旋状になっている、スパイラルストロー。これ、とっても珍しい鍾乳石なんです!実際見てみるとクルクルしていて可愛い。
そして高さ約2.5mのところから水の中に飛び込んで遊ぶアトラクション的な場所があったり。
足の形をした巨大な鍾乳石に潰されそうな写真を撮って遊ぶ事も出来ます。
「ふぬぅぅぁああああ!!!」
すみません、わたくし、成りきっていたものですからつい・・・野太い声で叫んでしまいました。
皆さんは可愛く「キャー♡潰されちゃう♡」的なのをお願いします。
洞窟というと“狭い”“暗い”“怖い”といったイメージがあるかもしれませんが、こんなに広々した空間もあるんです。(写真に写っている虫けらのようなのがわたくしです)こんなに広々としているのなら、地下帝国を築く事も出来そうですね!
ちなみに薄々気付いているかもしれませんが・・・
わたくし、ひとりで参加しました、銀水洞ツアー。ひとりでも十二分に楽しめます!全国のぼっちの皆さん、ご安心を!
これがやりたかった!銀水洞の難関“水くぐり”
銀水洞ツアーは水の中を進む箇所がほとんどで、肩まで水に浸かって歩くのは当たり前。基本ずぶ濡れです。そんな銀水洞ツアーですが、一番の難関と言われているのが“水くぐり”。
ここが“水くぐり”スポット。上の写真の小さな穴を抜けて、向こう側に進んで行くんです!もう、ワクワクが止まりません!Don’t stop the WAKUWAKU.
一番狭い所は水面から15cm位の高さ。通り抜けるには仰向けになり体を水に浮かせ、顔面だけ水面から出して足から穴に突っ込んで進んでいきます。ヘルメットは邪魔になるので外してお腹の上に置いて進みます。
岩の天井に顔が擦れるくらい、本当に狭い穴です。
穴の反対側から。無事、水くぐり成功です!一番の難関ですが、「これこそ冒険!」といったおすすめポイントです。
こうした箇所を越え進んでいくと、ついに目指していた絶景ポイントに辿り着きました。皆さん、心の準備はよろしいですか?
地底に浮かび上がる絶景!これが銀水洞だ!
思わず溜め息が出てしまう美しさ。これが銀水洞の絶景です。
真っ白なリムストーンプールに溜まった透明度の高い水が、ライトアップにより青く染まる。まるで地球に大きなブルーの宝石をはめ込んだよう!
実はこの景色。常に見られる訳ではありません。
洞窟は手付かずの自然のままの姿ですので、整備等は一切されておらず照明は常設されていません。なので普段このリムストーンプールは真っ暗闇の中で静かに眠っています。
ツアーの時だけ、ガイドさんが担いで運んできた水中用のライトを何十個もその場でセッティングし、この景色を浮かび上がらせるのです。
照明のセッティングが終わったら正面の崖に登り、ライトアップされたリムストーンプールを眺めます。眼下に広がる神秘的な景色に、シャッターを押す指が止まりません!
一億年以上かけて誕生したと言われる銀水洞。地球の神秘を感じる事の出来る場所です。
さぁ、死ぬまでに一度は見たい絶景を見に行こう
「死ぬまでに一度は見たい絶景」とも言われている銀水洞。
このツアーは、最少催行人数2名~となっております。そして洞窟の保護や、安全なツアーに必要な装備、そしてガイドさんも2名体制という観点からツアー料金は1名あたり50,000円と少々お高い設定となっております。
もしどうしても一緒に行く人がいない、という場合はわたくしのようにひとり参加も可能。
しかしツアー自体が2名からで設定されているので、ひとりで参加する場合ツアー代も2名分負担となります。
・・・言わないで!分かってるから!
ただそれほどまでに見たいと思っていた銀水洞。
他では絶対に見る事の出来ない景色なので、本当に行って良かった!是非皆さんも、ワクワクな探検と神秘的な絶景を見に「銀水洞ツアー」に参加してみて下さい。死ぬまでに一度は見たい絶景、見ちゃいましょう!
以上、SAORIGRAPHでした!
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