【片品尾瀬ヶ原】高地に広がるそこは青空と草花の世界

尾瀬ヶ原とはどんなとこ?

私は尾瀬といえば「夏がく~れば思い出す♪ 遥かな尾瀬、遠い空」という歌を口ずさむ場所です。
福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる高地です。
なんと!約1万年前に出来たと考えられる湿原らしいので、この時代まで良く保護されてたなーって思います。

国立公園に指定されていて、日本百景に選定されています。
標高は1500m。
至仏山、燧ヶ岳、袴腰山、中原山などの2000メートル級の山にかこまれた盆地です。
盆地にある沼など雨が降った水は、全て三条の滝に流れ出るらしいです。

尾瀬ヶ原までのアクセスは?

今回群馬県片品村から入山しました。
自宅から約3時間ほどなので1時頃に出発しました。

この時期の片品の尾瀬入り口である、鳩待峠の駐車場はマイカー規制されていて入れないので、尾瀬第1駐車場か第2駐車場に停めます。
ここから出る始発のバスが4時40分です。鳩待峠までは45分ほどかかります。

駐車場料金 1000円
バス代 900円

家を出発して途中おトイレ休憩なんかもしつつ、夜中に起きているとどうしてお腹が空くのだろう?という食いしん坊な会話をしながらおにぎりを食べたりしていると、尾瀬第1駐車場に到着!してました。

しかし!停まっている車がなく、看板にはこの時期は花火大会でこの駐車場は閉鎖と!

ではでは第2駐車場へ
そしたら駐車場のおじさんが鳩待峠の駐車場に行けるよ...と!

なんと!ラッキー!!
これで行きと帰りのバス時間を気にしなくて良くなりました。

鳩待峠の駐車場はきれいに整備されていて

トイレもとっても綺麗でした。
ここで少し休憩をして、出発の準備です。

いざ!尾瀬ヶ原へ入山

入り口ではブラシで靴をゴシゴシします。
靴についた尾瀬には無用な種を取るためです。

最初の道は下りがつづきます。
天然の石を並べた階段なので少しふらつきそうになりながら進みます。

途中から板の道になるのでとても歩きやすいです。

1時間後にビジターセンターに到着
朝ごはんを食べて一休みです。

外で食べるこの一時が幸せです!

尾瀬ヶ原の湿原地帯をハイキング

そこから尾瀬の湿原を延々と歩き続けます。

なんだか楽しすぎてジャンプしてみたりして(笑)

尾瀬ヶ原の草花たち

私が行った時期は丁度水芭蕉が終わってしまったので、咲いている花は少なかったのですが、尾瀬ヶ原にしか生息しない植物があります。

モウセンゴケ 食虫植物
尾瀬では特有の形をしたモウセンゴケが生えているようです。近くにいた夫婦が教えてくれました。先端にネバネバがあって虫を捕獲するみたいです。豊富な水と太陽がそそぎ込むこの場所で、更に栄養を虫から得ようとするとは恐るべしモウセンゴケです。

小鬼百合
鬼百合の小さいばんみたいのでしょうか?
登山をしていると時々色んな種類の百合をみかけます。

たむらそう か 尾瀬アザミ
あざみは判別が難しいのでわかりませんでした。

花に詳しいと登山もまた別の角度から景色を見ることが出来て、楽しいのではないかと思います。
図鑑買おうかなー(笑)

三条の滝へのハイキング

今回のコースは少し足を伸ばして三条の滝までハイキングします。

湿地帯から一変して、本格的な登山道となりました。

約50分ほどでしょうか?
山道を下り三条の滝に到着です。

そこは思った以上に大きい滝でビックリ!してしまいました。
尾瀬に溜まったすべての水が流れ出しているんだから大きいですよね。

山の天気は変わりやすい

最終地点の滝から帰りは登りです。元気な若者などと挨拶を交わして、元気をもらいながら頑張って登ると山小屋があります。
山小屋に到着すると!すぐにどしゃ降りの雨です。
通り雨なのかと思いましたが、とんでもない!

一向に降り止む気配もないので、仕方なくカッパを着て出発しました。

すると間もなく雷が!!!
湿地帯で雷って...!
命の危険を感じて再び次の山小屋に入りました。
雨宿りしている人達は山小屋泊らしくて、下山するのは私達だけではないでしょうか?

あんなに呑気にはしゃいでいた行きとはうって変わって、時間と雷とどしゃ降り雨との戦いです。

幸いどしゃ降りの雨と雷は途中で少しおさまりました。
そしてかなりの早足で17時半ごろに下山できました。
相手は大自然なのです。少々甘く見ていた私です。こんな事もあるので、時間には余裕をもって、装備も万全にしないとダメなんだと改めて思いました。

季節によって変わる景色の尾瀬ヶ原はいつの時期でもベストシーズンだと思います。
是非是非、これから夏の尾瀬や秋の紅葉シーズンに行ってみてください。