レトロな雰囲気とライトアップされた町並みが美しい、台南の神農老街。
台湾の古都、台南にある「神農老街」は、住宅地区として残る古い町並み。
石畳の通りの両側には、趣のある木造家屋が建ち並んでいます。
また、夜は美しくライトアップされ、しっとりと落ち着いた雰囲気に。
築200年にもなる家並みの中を、のんびり散策してはいかがでしょうか。
暖かいあかりに包まれたノスタルジックな住宅街。
台南駅から西へ歩くこと約20分。
南北に延びる海安路二段を進んでいると、突然あたたかい光に包まれた石畳の通りが姿を現しました。
そう、ここが神農老街の入口です。
訪れた時は、ちょうど雨上がり。街路灯のあかりが石畳に反射して一段と美しく輝いていました。
通りを歩いていると、家並みの間にひっそりと佇む「金華府」がありました。
文衡聖帝と馬李王爺の二人の神様が祀られています。
文衡聖帝は、武道や財福、商売繁盛の神様。
一方、馬李王爺は、海に関わる職業や疫病から人々を守る神様です。
1830年に建てられた歴史ある廟で、素朴なつくりが当時の面影を今に伝えています。
古民家を改築したお洒落なカフェも。
町並みの一角には、古民家をリノベーションしてつくられた洒落たバーやギャラリーもあります。
周辺には芸術家が集まり、最近ではアートの町としても注目されているようです。
訪れるなら、やっぱり夜がいい。
老街と言えば、通常は商店街が多いなか、神農老街は住宅街。 静かで落ち着いた町並みの中を、訪れた人たちは、みなゆったりと散策を楽しんでいました。
昼間は、そこに暮らす人々の日常を垣間見ることができたり、沿道のお店をのぞいたりできると思いますが、やはり夜はムード満点。
ロマンチックな雰囲気の町並みをぜひ堪能してください。
神農老街は、全長250m程度の小さな路地。
駅からは少し離れていますが、情緒あふれる町並みに古都の面影を感じることができると思います。