東京から気軽に島へ… 夜行日帰りで伊豆大島に行ってみた!


こんにちはZENです。今回は東京の島に行ってきたお話を書きましょう。

島旅というとなんとなくハードルが高く感じがちで、飛行機や船を乗り継いで何時間もかけてたどり着いたなんてイメージも持たれる方もいらっしゃると思いますが、実はそんなことなくて都心から日帰りで十分に楽しめる島旅もあるんです!

ご存知の方も多いと思いますが、都心の浜松町・竹芝桟橋から「東京の島」伊豆七島を結ぶ定期船が毎日出航しています。今回は数ある島の中から一番近くて大きな島「伊豆大島」へ行くことにしました!仕事が終わり、家族で夕飯を済ませシャワーも浴びてから自宅を出発。

子連れなので朝の高速船で行くことも考えたのですが、「旅は行き帰りの道中も楽しむのが大事」という私のポリシーに基づいて、大型客船で一晩過ごしのんびりとした旅情を子供たちと味わうために敢えて夜行便を利用です!



竹芝22:00出航 東海汽船さるびあ丸で夜行船旅!

今回乗船するのは「さるびあ丸」

夏の東京港を彩る「東京湾納涼船」としてもお馴染みの大型貨客船「さるびあ丸」は平成4年竣工、総トン数4973トン、全長120mという立派な船!東京~大島・利島・新島・式根島・神津島航路で活躍中!

今夜はこの船で一泊するというだけで子供たちはワクワク!

もちろん私もワクワク…やっぱ夜行の旅っていいね!

出港して数分後には東京タワーやお台場の夜景、そしてレインボーブリッジをくぐり夜の海へと進みます…
潮風に吹かれながら都会の夜景に別れを告げて島へ向かう…
デッキにはたくさんの旅人や島民が思い思いに夜の海を眺め船旅に思いを馳せる
言葉が見つからないほどのワクワク感とノスタルジーな空気が船内に漂います。



デッキでのんびり晩酌タイム…この時間が大切!?

今回は特一等という4名部屋の個室を利用しました。

定員以下だと相部屋にもなるそうですがある程度はプライバシーも保たれいいですね!

で、我が家は4名なのでピッタリ定員。ということで妻と子供たちが眠りについたころ 私は船尾デッキで水割りとカップめんに冷凍ハンバーガーをお供に晩酌タイム

旅情に浸るひととき こういう時間って大切ですね
夜の海にのびる航跡を見つめ時間を忘れてマッタリしました。



朝6時 伊豆大島岡田港に入港!?

夜明け間際の朝6時。いよいよ伊豆大島上陸!
やはり大島で下船される船客は多く、早朝の島とは思えない賑やかな港
一晩過ごした「さるびあ丸」に別れを告げ伊豆大島観光スタート!
今回は子連れなのでレンタカーを借りてマイペースに島内ドライブ。
まずは朝ごはんだ… とはいえコンビニも牛丼屋も立食いそばもない…

せっかくなので元町港近くの売店でおにぎりやゆで卵などを買い、海を眺めながらの朝食TIME!
遠くに伊豆半島や富士山も眺めながら青い海を目の前に食べると美味しい!
季節が夏ならばこのまま海で泳ぎたい気分だなぁ!



午前中は三原山でプチハイキング!

伊豆大島の象徴ともいえる「三原山」
1986年の噴火による全島避難など記憶に新しい噴火活動もあるが、1990年ごろから現在に至っては沈静化している様子
火口から山肌に黒く帯びる溶岩流の跡は自然の力を感じさせてくれる
現在は散策コースも整備され、火口付近をぐるりと回れるお鉢めぐりコースなど人気とのこと

海を背に山登りを楽しめるのも島旅ならではの経験!
空気が霞んでいたのでややぼんやりではあったが元町港方面を眺めると遠くにはうっすらと伊豆半島や富士山も見えた!



ランチは名物「べっこう丼」 島のグルメも満喫!

「べっこう丼」とは白身魚の切り身を島唐辛子醤油に漬け込みべっこう色になった魚を酢飯に乗せていただく島の郷土料理!今回は丼でいただいたが、握りでお寿司として食べるのも人気!このほか、新鮮な刺身はもちろん、「くさや」や「あしたば」など島に行ったら食べておきたい食材がずらり!

おみやげに海産物や新鮮野菜を買って帰ることにしましたヨ!



肌寒いけど…日の出浜でちょっとだけ海に触れる

目の前に広い海が広がっているんだし、水もきれいだから入りたくなるのは当然!?
子供たちから浜辺で遊びたいとのリクエストがあり岡田港となりにある「日の出浜」で浜遊び! ここは波が穏やかなので島内でもファミリー向けの海水浴場として知られています。
今回はまだまだ肌寒かったので足首まで水遊びして、あとは砂あそび…我が家の子たちは観光施設やアミューズメント施設にいるよりも、こういう場所に連れてきた方が活き活きしてます(笑)



帰り道は超高速ジェット船で東京まで105分!

岡田港に接岸する超高速ジェット船セブンアイランド虹。
帰り道はゆったりと大型客船で帰ることも考えたが、子供たちに色々な船を楽しませようと思い、久しぶりにジェット船利用。

いわゆる水中翼船で海面から浮上し時速80キロの高速航行が可能なので、往路は一晩かけてたどり着いた伊豆大島も、帰りは1時間45分の船旅!? 伊豆大島を出航するとあっという間に三浦半島や房総半島が見え東京湾に入る…
浦賀水道を行き交う船をビュンビュン追い越し、船は都心へ一直線。15時半に大島を出て17時過ぎにはレインボーブリッジをくぐり竹芝桟橋へ…



おみやげは現地に行かなきゃ買えない「椿あげ」

さぁ今回のお土産は「椿あげ」!元町港の近くにある「島の煎餅」というお店での直売か出帆港の売店でのみ購入可能という、お土産にピッタリな一品。 特産の椿油で揚げてあるのでサッパリとした口当たりでついつい止まらなくなります!?量産ができないため島に行かなきゃ買えないのも島土産として重要ですね! もちろん帰りの船内でもポリポリ食べていたことは…言うまでもありません(笑)

さて、急な休みを最大限に活用して島旅を満喫した今回の夜行日帰り伊豆大島旅行。出発から帰宅まで約21時間というとても濃厚な旅でしたが、我が家の子供たちも船と島と海と山に大喜びの旅行になりました!せっかくなので温泉にも入りたかったのですが、それは次回のお楽しみってことで…。 みなさんも気軽に行ける島で、都会の喧騒から解き放たれたもう一つの「東京」を体感してみてはいかがですか??