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2021-09-14

【石川】鶴仙渓の川床で至福のスイーツタイムを


「鶴仙渓(かくせんけい)」は、石川県加賀市の山中温泉沿いを流れる渓谷です。
渓谷沿いには約1kmにわたって遊歩道が完備され、「北陸随一の渓谷美」とも称される景観を眺めつつ、のんびりと自然散策を楽しめます。

そんな鶴仙渓の遊歩道に、4月から11月の期間限定で「川床」がお目見えします。
川床では、山中出身の‶和の鉄人″道場六三郎氏が監修した甘味とお茶のセットをいただけるとのこと。
清流を眺めながらいただくスイーツ!
到着前からワクワクしちゃいますね!



鶴仙渓散策は、「あやとりはし」からスタート

鶴仙渓駐車場の目の前には、なんとも不思議な形状をした橋「あやとりはし」があります。
いけばな草月流家元・勅使河原宏(てしがわらひろし)氏がデザインしたS字型のコチラの橋が、鶴仙渓散策のスタート地点です。


周囲の緑に映える赤い橋から渓谷を見おろしてみると、目指す「川床」を確認できます。
渓谷沿いに並んだ赤い傘が可愛らしいですね。


あやとりはしを渡りきったところには東屋があります。
木洩れ日が心地よく、しばらく何も考えずに佇んでいたくなってしまうような空間。
すぐ近くに川が流れていることもあり、街中より涼しく感じます。

午前中は観光客の姿もまばらで、ゆっくりと川床タイムを楽しめそうです。



鶴仙渓川床に到着

あやとりはしから歩いて数分で、お目当ての川床に到着しました。
甘味とお茶のセット「川床セット」は、席料込みで600円(小学生500円)。
甘味は「ほうじ茶ロールケーキ」か「抹茶白玉」から選びます。

どちらも美味しそうで、さんざん迷ったすえに「ほうじ茶ロールケーキ」を注文しました。


川床セットが運ばれてくるのを待ちつつ、鶴仙渓の清らかな流れを観賞。
マイナスイオンと緑に日ごろの疲れが癒される~!


ほどなく、ロールケーキとお茶が運ばれてきました。
セットのお茶は美肌効果があると噂の加賀棒茶です。
すっきりとしてクセがなく、お食事にもスイーツにも相性抜群な味わい。

そしてこのロールケーキが!
生地もクリームも甘すぎず、しっかりとほうじ茶の風味が感じられるクリームを、しっとり食感の生地が包み込み・・・、絶品・・・!
これが和の鉄人監修のスイーツか~!
きっと抹茶白玉も美味しいに違いない。
カップルや友人同士で訪れた方は、ぜひ2種類注文してシェアしてみてください。



遊歩道を散策

さて、絶品スイーツを堪能したあとは、遊歩道を散策してみましょう。
食べた分のカロリーを消費しなくては!


あやとりはしからお隣のこおろぎ橋までは、約800m。
ゆっくり歩いても片道10分くらいです。


苔の緑がなんとなくジブリ感を醸し出している遊歩道から川を眺めてみると、川の水の色も緑色に見えます。
視界いっぱいに緑の世界が広がり、なんだか視力が回復しそう!?


ところどころで立ち止まって写真を撮りつつ歩いても、20分ほどでこおろぎ橋に到着しました。
ヒノキ造りのこおろぎ橋を渡り、振り返ってみると、太鼓橋と温泉街というどこかノスタルジックな風景が。



あやとしはしから始まり、川床、遊歩道、こおろぎ橋と、フォトジェニックな風景が続く鶴仙渓でした。

山中温泉は古くから地域の方々に愛されてきた、開湯1,300年の歴史ある温泉です。
素敵なお宿もたくさんあるので、宿泊がてら鶴仙渓散策を楽しむのもおすすめですよ。



このしおりのライター

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