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※本記事の情報は記事執筆時のものであり、状況が大きく変わる可能性がございます。これからの渡航をお考えの方は必ず、外務省海外安全ホームページ等で新型コロナウィルスに関する最新情報をご確認ください。

※2020年7月8日 一部修正・追記





解除はいつ?タイ入国制限・規制の現状

【タイ政府 8月から 日本人観光旅行者の入国検討へ】
タイでは3月26日に、非常事態宣言が発令。国籍を問わず、すべての外国人の入国が原則禁止になりました。非常事態宣言は7月31日まで延長。

しかし、タイ政府は、8月から観光客の受け入れを段階的に実施する方向で検討中。

▲写真は、筆者のほかに乗客は誰もいない国際線の飛行機内(2020年3月中旬ごろ撮影)。

国際線の飛行機は、どこもガラガラ。
乗客は、私ひとり。
飛行機内でも体温を測定され、通路側から窓際の席に移動しようとすると、「指定の席にお戻りください。飛行機のバランスが崩れますので」とCAさん。
「おれの体重は、そんなに重くない」と反論しました。

タイ政府は3月末の非常事態宣言から、外国人の入国を原則的に禁止していましたが、少しずつ緩和されてきています。

条件にもよりますが、タイ国籍を保有している人は入国が認められています。タイ国籍を保有していない人でも、有効な労働許可証を持ち、または法令によってタイでの労働が許可されている人や、その配偶者や子息、タイでの居住許可を得ている者などは入国できるように緩和。

日本、中国(香港含む)、韓国、シンガポールからの短期滞在のビジネスマンは、渡航前に新型コロナウイルスの陰性証明書を取得し、到着時にも検査を受けることを条件にタイ入国後14日間の隔離措置が免除。




【タイ入国制限・規制のポイント】

■国籍を問わず、タイに入国する人は、空港で搭乗手続きの時に、新型コロナウイルスに感染していないことを証明する英文の診断書や、健康保険に加入した証明書を見せる必要があります。

■新型コロナウイルス(COVID-19)への治療費10万ドル(約1000万円)に相当する健康保険に加入したことを示す証明書の提示が求められています。

■渡航時に72時間以内に発行された英文診断書(※健康上問題がなく、航空機の搭乗可能であると記載がある診断書『Fit to Fly Certificate』)を航空会社の搭乗窓口と、タイ入国時に検疫所で提示しなければなりません。

※海外渡航/コロナ陰性証明書について
無症状者のPCR検査が自費で2万円~4万円程度で受診、証明書作成は5千円程度、陰性の場合、早ければ翌日、遅くとも翌々日には結果が到着(料金や結果通知は病院によって異なる)

■出発国のタイ王国大使館、または総領事館が発行するタイ王国入国許可書の提示が必要。(※日本国内の空港で、一般の旅行者のほとんどは搭乗拒否されています。)

▲写真は、入国規制で利用者が激減したスワンナプーム国際空港(バンコク)。




【タイ保健省による検疫】

タイ到着後は14日間、ホテルや軍の施設など、タイ政府が提供する指定疾病管理区域で、検疫(隔離)。



※関連記事はこちら
>>新型コロナウイルス感染拡大でタイでは非常事態宣言、入国規制、バーも閉鎖!観光旅行は原則禁止

>>新型コロナウイルスで旅行は? タイの入国制限の現状と注意点

>>タイのベストシーズン! 新型コロナウイルスで観光旅行はどう影響?





タイ、日本人観光客の入国検討へ 非常事態宣言は延長

【非常事態宣言で急変】
タイは、「最高の保健安全保障を誇る上位10か国」のうちの一つ。世界的な感染症については、SARSやMERSに対処した実績があり、「これまで感染症の影響を受けるいかなる国・地域に対しても、渡航や貿易の制限、旅行禁止を発令したことはない」と自信を見せていました。

2020年2月28日から「出国前にチェックインカウンターで体温測定する」ことを要請。熱がなかったらタイに入国できました。すべての渡航者に、ホテルやその他の滞在先で14日間以上の自己監視を推奨。これは隔離ではなく、自分の責任で健康状態を注視することを意味しています。

しかし、3月26日に非常事態宣言が出され、これまで自信を見せていた方針を大転換したのは驚き。入国規制が急に厳しくなりました。
タイで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは、2020年1月13日。この時点から、2020年7月5日現在までの主な状況は以下の通りです。


【7月3日】
タイ政府は、8月から観光客の受け入れを段階的に実施する方向で検討に入った。
タイへの入国許可を得た者は、タイ人の帰国便以外の便での入国も可能に。


【7月1日】
ゴーゴーバーやナイトクラブ、風俗店など営業再開(新型コロナウイルスの感染防止のための休業措置は、ほぼすべての業種で解除)

【6月30日】
非常事態宣言の延長(7月31日まで)

タイ政府は、外国人の入国制限を一部緩和。日本など一部の国や地域からのビジネス目的の渡航者などを対象に、1日200人程度の入国を認める。

日本、中国(香港含む)、韓国、シンガポールからの短期滞在のビジネスマンは、渡航前に新型コロナウイルスの陰性証明書を取得し、到着時にも検査を受けることを条件に、タイ入国後14日間の隔離措置が免除される。

対象者は、労働許可証を保有している者や、その配偶者と子供、タイ人と結婚した者や、タイでの居住許可を得ている者、医療やビジネス目的、熟練労働者など。長期滞在者は、自費による14日間の隔離義務を求める。


【6月18日】
累計感染者数 3,141人(新規感染者6名)
回復者 2,997人
治療中 86人
死者 58人


【6月17日】
外国人のタイ入国に関する実施計画を提案。1日1000人の外国人のタイ入国を許可するなどの内容。入国を許可するのは、長期間に渡って新しい感染者の数が少数である低リスクの国に限られる。


【6月15日】
・夜間外出禁止令(午後11時~午前3時)の解除
・日常生活に関わるほぼ全ての施設や活動が、感染予防措置を実施するとの条件で再開を認められる。
・ホテルやレストランなどでアルコール類の提供を認める。(※パブ、バー、カラオケ、ゴーゴーバーなどの風俗店については閉鎖のまま)
・スパ、タイ古式マッサージの施設の営業再開を認める。


【6月12日】
タイ首相は、新型コロナウイルス対策で導入した外国人の入国禁止措置の緩和を検討するよう関係機関に指示。ビジネス関係者と医療観光者の受け入れ再開の検討へ。


【6月2日】
累計の感染者数は3083人。
このうち58人が死亡、2966人が治癒。


【6月1日】
タイの海外旅行者受け入れは、最善のシナリオで10月から。


【5月29日】
タイ政府による規制緩和第3弾(6月1日から適用)
※夜間外出禁止令は、23:00から翌3:00に短縮
※古式マッサージ店や映画館の営業再開(条件付き)
※バーやナイトクラブの営業禁止は継続、レストランでの飲酒禁止も継続
※県間移動を原則として認める


【5月27日】
非常事態宣言の延長(6月30日まで)


【5月17日】
夜間外出禁止が緩和(午後10時~翌午前4時 → 午後11時~翌午前4時へ)
規制緩和(営業制限の緩和)第2弾を実施
・レストラン、フードコート、フードセンター、食堂(パブ・バーは除外。酒類販売禁止)
・デパート、ショッピングセンターなど
・小売店、卸売店、大規模卸市場


【5月16日】
5月16日からプーケット国際空港が再開。
プーケット国際空港の運行禁止措置が解除され、航空機(国内線と軍用機等の一部の国際線)の離発着が可能となる。

タイへの航空機乗り入れ(国際線)を原則禁止とする措置を6月30日まで延長(必要物資輸送などは除く)。

新規感染者、および死亡者数は0人。


【5月15日】
タイ国内での新型コロナウイルスの感染者状況
累計感染者数 3,025人
回復者 2,854人
治療中 115人
死者 56人


【5月14日】
タイの一部経済界から、タイ政府に対し、可能な限り早期に制限を緩和、外国人旅行者(裕福層を対象)を受け入れるよう要請。
「ワクチンが開発されて普及するまで待つことはできない。経済は、それほど長く持たない」と警告。


【5月3日】
一部商業施設の営業制限を緩和(規制緩和第1弾を実施)。
・市場(水上市場、ウォーキングストリート、屋台など)
・レストラン(一般的な飲食店など、ショッピングセンター以外)
・公園での活動
※デパート・百貨店は、規制緩和の第二段階目での開業を想定。

【4月30日】
タイ入国制限など各種規制措置を延長(~2020年5月31日まで)。
・夜間外出禁止令(午後10時~翌朝4時)
・陸路・空路・海路すべての入国地点における入国制限
・検疫(隔離)措置(State Quarantine)
・国際線航空便の制限
・県をまたいだ移動の制限の要請
・プーケット空港の禁止期間延長(~5月15日)


【4月28日】
タイの非常事態宣言を、5月31日まで延長。
国内の移動制限・事業所閉鎖等の措置。

タイでは感染者数が累計100人を超えた3月中旬以降、バンコクなどでゴーゴーバーなどの娯楽施設や飲食店の営業などを禁止。

1日あたりの新規感染者は4月初旬まで100人を超えていが、4月28日は7人に。これまでに感染が確認された2938人のうち、54人が死亡。感染者の9割はすでに回復。


【4月24日】
タイ全土で累計2854人の感染が確認され、2490人が治癒。回復率が87%。


【4月9日】
プーケット島では、人口10万人あたりの感染者数がタイ国内最多の約39人(バンコクでは約22人)。※国内全体では感染者数2473人、死者33人。
タイ国内で初めて、プーケット全域を封鎖(ロックダウン)。
プーケット国際空港は閉鎖。
すべてのビーチ、レストラン、バー、必需品以外の店舗、ホテルも閉鎖。
夜間の外出禁止。
※プーケット島は、感染が拡大しているヨーロッパからの観光客が多いため。


【4月2日】
夜間外出禁止令が発令。
タイ全土を対象に、午後10時~翌朝4時までの夜間の外出を原則禁止。
違反者は、処罰(2年以内の懲役)、4万バーツ(約13万円)以下の罰金、もしくは両方が科せられる。

【3月26日】
タイ政府は、タイ全土に非常事態を宣言。外国人の入国は原則禁止。
これまでより大幅な入国制限措置を追加。


【3月23日】
バンコク市内のゴーゴーバーやパブ、カラオケ店などの娯楽施設に加え、ショッピングモールや飲食店、スパ&マッサージ店など閉鎖施設を拡大(パタヤやプーケット島など、他地域にも閉鎖拡大)。


【3月22日】
3月中旬からバンコクで感染者が拡大。
1月13日に初めての感染者が確認されてから微増にとどまっていが、22日には国内の新型コロナウイルス感染者が前日比188人増の599人に。過去1週間で5倍以上に激増。6割はバンコクで確認された。


【3月20日】
タイに入国する外国人への手続きが、その出発地や居住地を問わず、すべての渡航者が対象と統一される。


【3月18日】
バンコクの小中学校や高校、大学など、14日間の休校。
バンコク市内のゴーゴーバー、ニューハーフショーなどの娯楽施設が閉鎖。コンサートや展示会、宗教集会といった大型イベントについても自粛を要請。4月13~15日のタイ旧正月(水かけ祭り)「ソンクラン」を延期。


【3月13日】
フランス、スペイン、アメリカ合衆国、スイス、ノルウェー、デンマーク、オランダ、スウェーデン、イギリス、日本、ドイツは感染拡大国に指定。

出発空港でチェックインする前に、渡航者は航空会社に以下の書類を提示しなければならない。

■医療機関が発行する英文の健康証明書
「出発日からさかのぼって過去48時間に新型コロナウイルス(COVID-19)感染の証拠がなく、また出発日の14日前に病気の兆候がない」と記載されたもの。

■健康保険
海外旅行中の医療費の全額をカバーする10万米ドル相当かそれ以上のもの。旅行者は旅行前に健康保険を購入する必要があります。


【1月13日】
タイで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認。
タイは、中国以外で初めて感染者が確認された世界初の国となった。




※最新の情報についてはこちら
>>タイ国政府観光庁

>>在タイ日本国大使館

>>水際対策の抜本的強化に関するQ&A(厚生労働省)

>>海外安全ホームページ(外務省)





タイの観光旅行はいつ再開?タイ人の生活は?

タイでは、5月3日から一部の経済活動が再開され、業種ごとに感染防止策を徹底することが求められています。5月16日から、プーケット国際空港が再開。タイでは5月1日から国内のフライトを再開していますが、マスクの着用や機内での飲食禁止、空席を設けるなどの対策が行われています。明るい兆しが見え始めたようなタイですが、実際はかなり深刻です。

こちらは仲の良い、タイ人女性からのメール。

(日本語訳)
現在、仕事を探すのに苦労しています。
私の娘は助けを必要としています。


さらに、こんなメールも届いています。

タイではすでに食べることができずに、死を選ぶ人が出ています。

首都バンコクではコロナで生活苦になり、19歳のタイ人女性が首を吊って自殺。生後8カ月の赤ちゃんに飲ませるミルクを買うお金もありませんでした。
タイ政府による夜間外出禁止令や一般営業自粛、非常事態宣言などによって、タイでは多くの貧困層が生活苦に追い込まれ、自殺する人が増加しています。


※絵描き志望だった、19歳の女性が死ぬ前に、書き残したメッセージ。

「友よ、私はいったい、どこにいるのだろうか。最後になったのに友よ、あなたに会うことができない。悲しくどうしようもなくなった。こんなおかしな世の中、時代に私は疲れた」

「子供に飲ませるミルクを買うお金すらない。全てが値上がりして高くなってしまった。1日12時間働いても何も残らない。涙に暮れながらこの絵を今、描いている」
「国は何もしてくれない。酷い時代である。どこにも行く当てもなく、死を選ぶ人をこんなに見たことがあるだろうか」

「友よ、私は最後にどこにも自分の居場所がなくなった。ただ家に帰りたい」

タイのプラユット首相によく似た人物の似顔絵が描かれ、「食べ物は毒入り、道端は墓場、狂人がハンドルを握るおかしな世の中に直面している」と政府批判とみられる書きこみも見られます。

▲写真は、マッサージ店で母親の仕事が終わるのを待つタイ人の子供。タイでは母子家庭が多く、職場に子供を連れて行く風景がごく普通に見られる。

タイでは、生活困窮者に毎月5000バーツ(約1万6000円)を6カ月間にわたり支援。自殺した女性は支援金を受け取っていましたが、生活苦解消には、まったく不足。タイでは、支給対象から外れた人が困窮し、自殺しているケースも目立っています。

▲写真は、おもちゃをもらって喜ぶタイ人の少女。

地方都市でも、40歳の男性と5歳の女児が自殺。男性は建設関係の仕事をしていましたが、新型コロナウイルスの影響で仕事が無く、寺院内で娘と生活していました。コロナによる生活苦が原因とみられ、男性が川に飛び込んだ後、娘が「私を置いていかないで」と泣き叫び、父親の後を追って川に飛びこみました。

父親は、娘と無理心中を図ろうと思いましたが、可愛そうで子を道づれにすることができず、自分ひとりで川に飛びこみました。胸騒ぎをおぼえた娘が父親を助けようとして川に入り、二人とも亡くなりました。

タイでは、コロナ禍による生活苦が原因とみられる、痛ましい事件が続いています。

▲写真は、学校に行くことができず、海で遊ぶタイ人の少女。

一方、チェンマイでは、夜間外出禁止令に違反したとして路上生活者の男性2人が逮捕されています。そのうち、一人は用を足すために寝泊まりしているテントから20メートルほど離れた場所で逮捕。罰金を科せられ、一文無しになりました。これには、タイ人社会から批判の声も出ています。

タイ国内は、観光や旅行どころではないですが、新型コロナウイルスの感染者数や死亡率が比較的低い国からの入国制限を緩和し、観光業をはじめ、経済活動を再開しなければ、コロナでの死者よりも自殺者が激増する悲劇が起こります。

▲写真は、生活苦により、ストリートパフォーマンスで生活費を稼ぐタイ人の幼い子供。

ホームレスとなった子供たちの姿も、普段よりも多く街中で見かけます。
疲れて座ったまま眠る少女に、自分自身の無力さが感じられ、私は彼女のふところにお札を入れて、立ち去りました。





おわりに 日本人観光客のタイ入国を要望

日本では、子供を道ずれにした無理心中も見られますが、タイでは子供を残し、親が社会への抗議のために自殺する例が少なくありません。多くのタイ人は共感し、残された子供をみんなで育てようとする国民性があります。

海外旅行は、そんな他国の文化や精神性を体験することもできます。
日本で職を失い、友だちも恋人もなく、孤独に苦しんでいる人も多いかと思います。日本で暮らすよりも、タイで旅して暮らしている方が安い。私はそうやって、自殺することなく、今のところ生き延びています。

▲写真は、必死に生きようとするタイの人々。

新型コロナウイルスが完全に終息するのは、難しい状況になってきました。しかし、ある程度落ち着いてきたら、非常事態宣言が発令される以前の状態(熱がなければタイ入国が可能で、タイ到着後は14日間、ホテルや自宅での待機)に戻り、一般の日本人観光客がタイに早く入国できることを願います。

※タイの基本情報はこちら
>>タイ旅行のベストシーズンは?バンコク&リゾート観光地のおすすめ時期



▲写真は、閉鎖となった高級ホテルのプライベートビーチで遊ぶタイ人の子供。



タイ旅行のベストシーズンや観光モデルコース、タイの基本情報などについてもまとめていますので、ご興味のある方は下のリンクからのぞいてみて下さい。


>>タイ旅行のベストシーズンは?バンコク&リゾート観光地のおすすめ時期

>>行きタイ! 知りタイ! タイ観光旅行の基本情報まるわかり! タイ料理&タイ土産もご紹介

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