close
2018-06-12

東京から約2時間で行ける! 美しい城下町「富山市」1日観光プラン


東京から北陸新幹線でおよそ2時間10分。「富山駅」のある富山県富山市は、伝統と新しさが共存する美しい街です。金沢から新幹線なら20分前後(通常自由席で片道2,810円)、バスなら1時間ほど(片道930円)でアクセスできるため、金沢とセットで訪れるのもおすすめですよ。




観光の前に知っておきたい、富山市内の交通事情

地方を観光するときは車が無いと不便。そんなイメージがありませんか?
富山市は、北陸新幹線の停まる「富山駅」から徒歩圏内に見どころがぎゅっと集まっているコンパクトな街。路面電車やバスなどの交通網も整備されており、車でなくても観光しやすいんです!

さらにはレンタサイクルも利用できます。
登録時に基本料金を払えば、1回30分以内なら何度でも乗り放題! 市内に23箇所の無人ステーションがあり、好きなステーションで借りて好きなステーションへ返却することができます。旅行者の場合は「1日パス」(基本料金300円)の利用が便利でしょう。レンタサイクルについての詳細は、下記リンクにてご確認ください。

>> 自転車市民共同利用システム(富山市オフィシャルサイト)
>> 1日パス取り扱い施設一覧(Cyclocity TOYAMA)


さてここから、徒歩+路面電車もしくはレンタサイクルで回ることができる、富山市内のおすすめ観光スポットをご紹介します!





「松川遊覧船」で優雅なクルーズを楽しもう

まずは、富山駅から徒歩10分ほどの「松川」へ。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々に表情を変える美しい川を、遊覧船でゆったりと巡ることができます。(※冬季は運休)
遊覧船乗り場は「松川茶屋」すぐ横。乗船券は茶屋の店内レジにて購入できますよ。

船長さんのガイドを聞きながら、30分間の優雅なクルーズを楽しみましょう。富山市の歴史や松川周辺の見どころを教えていただけるので、その後の街歩きがより一層楽しくなりそうですね。

アオサギを間近で見られたり、魚の餌やりが楽しめたりと、街の中心部でありながら自然に触れることができます。忙しい日常から離れて、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
クルーズ内容や料金は季節によって異なりますので、事前に公式サイトにてご確認ください。


松川遊覧船乗り場(松川茶屋)

place

富山県富山市本丸1-34
(GoogleMapで見るopen_in_new)
directions_transit
JR富山駅より徒歩約10分
雨天荒天時・冬季は運休






街なかのオアシス「富山城址公園」

続いては、松川遊覧船乗り場から歩いてすぐの「富山城址公園」へ。富山城の城跡に整備されたこの公園は、お濠や日本庭園が非常に美しく、地元の方も多く訪れる憩いの場となっています。日本らしい写真が撮れることから、着物で訪れている観光客もいらっしゃいました。

佐々成政や富山藩主前田家の居城であった富山城。こちらの天守閣はいわゆる模擬天守ですが、お濠越しに眺めるとなかなか美しい景観が楽しめます。

天守の中は「富山市郷土博物館」。
1954年に、戦災復興事業の完了を機に開催された富山産業大博覧会の記念建築物として建設されました。富山市の戦災復興期を代表する建築物として、2004年には国の登録有形文化財に指定されています。

博物館の入館料は一般210円、高校生以下無料。館内では、戦国時代に築城されてから明治時代以降の城址の変遷に至るまで、400年以上にわたる富山の歴史が紹介されています。先ほどご紹介した「松川」が実は非常に川幅が広かったことなど、富山の今と昔を比較できるのも面白いですよ。


富山市郷土博物館(富山城)

place

富山県富山市本丸1-62
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
9:00-17:00(入館16:30まで)
年末年始・臨時休館有り
一般210円、高校生以下無料






「池田屋安兵衛商店」で薬膳ランチ

続いては、富山市郷土博物館から徒歩15分ほどの距離にある「池田屋安兵衛商店」へ。市内電車(路面電車)の場合は「西町」で下車し、徒歩2分です。

富山は江戸時代から製薬・売薬が非常に盛んな地。江戸時代には「反魂丹(はんごんたん)」という丸薬が、富山の薬売りによって全国に広まりました。こちらの池田屋安兵衛商店では、現代の人々にも通用する新しい形の和漢薬として「越中反魂丹」を復活させ、富山の薬文化を守り伝えています。店内ではレトロなパッケージの薬やハーブティーなどが販売されており、お土産選びにもぴったりのお店ですよ。

池田屋安兵衛商店の2階は、薬膳のカフェレストラン「健康膳 薬都」。(※営業時間 11:30〜14:00(13:30 L.O.)) お肉を使わずに作られたカニしゅうまいや玄米のリゾット、様々な野草茶・ハーブティーなど、漢方の考えを基本とした体に優しい食事が楽しめます。

編集部がいただいたのは、「クコ」を使用した自家製アイスクリーム。クコの実は薬膳でお馴染みのスーパーフードです。しっかり甘くて美味しく、“薬膳”のイメージが変わりました。つぶつぶ食感がクセになりそう!

食後は1階で、昔ながらの “丸薬製造体験” に挑戦してみてはいかがでしょうか。ワイワイ盛り上がること間違いなし! 希望者は無料で体験させていただけますよ。


池田屋安兵衛商店

place

〒930-0046 富山県富山市堤町通り1-3-5
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
9:00〜18:00(※2階の薬膳カフェは11:30〜14:00、水曜定休)
年末年始






美しすぎる図書館!? 「TOYAMAキラリ」

池田屋安兵衛商店から5分ほど歩いて、次の目的地へ。
2015年に誕生した「TOYAMAキラリ」は、日本を代表する建築家・隈研吾氏が設計を手がけた建物に、「富山市ガラス美術館」と「富山市立図書館」が入った複合施設。その斬新なデザインが話題で、新たな観光スポットとして注目を集めています。

2階の「不室屋カフェ(FUMUROYA CAFE)」では、お洒落な空間でくつろぎながら、お麩を使った食事や和スイーツがいただけます。中には「豆乳麩ドリンク」や「麩あんみつ」などの珍しいメニューも!

カフェの隣にあるミュージアムショップには、「TOYAMAキラリ」オリジナルグッズやガラス関連商品が並びます。センスの良いお土産をゲットしてみてはいかが?


TOYAMAキラリ

place

富山県富山市西町
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
9:30-19:00(金・土は20:00まで)
毎月第1水曜日休館(祝日の場合は翌日)






秘密の夜景スポット「富山市役所」

日が暮れたら、夜景の穴場スポットへ寄ってみましょう。
実は、富山市役所内に無料で開放されている展望台があるんです! 高さは70mほどしかありませんが、市内の夜景を360度、間近で楽しめます。閉庁時でも展望台は21:00まで入場できますよ。(※11〜3月は18:00まで)

今回編集部が訪れたのは夜ですが、気象条件が良ければ、昼間は立山連峰の雄大な眺めが楽しめるそうです。


富山市役所 展望塔

place

富山県富山市新桜町7-38
(GoogleMapで見るopen_in_new)
access_time
9:00-21:00 / 11〜3月は9:00-18:00(※閉庁時は10:00〜)
無料






おすすめの宿「ホテルグランテラス富山」

富山市内での宿泊なら、こちらのホテルがおすすめ。富山駅から徒歩約5分、富山城址公園からも徒歩約5分と、観光に便利な立地です。全室フリーWiFi有り。無料貸し出し品も充実しています。

朝食は12階でバイキング。
編集部が宿泊した翌朝は、レストランの窓から立山連峰が綺麗に見えました!

朝食バイキングでは、昆布とろろ味噌汁やホタルイカの沖漬け、昆布巻かまぼこなど、富山の郷土料理が充実! パンやフルーツなどもありますので、洋食派の方もご安心ください。

またこちらのホテルでは、宿泊者限定での自転車無料貸し出しサービス、ロビーでの無料コーヒーサービス、無料夜食(お茶漬け)サービスなど、知っていると得する無料サービスが多数。宿泊される際はぜひ、事前に公式サイトでチェックしてみてくださいね。

>> ホテルグランテラス富山 施設・フロアのご案内


ホテルグランテラス富山

place

富山県富山市桜橋通り2-28
(GoogleMapで見るopen_in_new)







以上、コンパクトな街「富山市」の1日観光プランをご紹介しました!
富山市は交通網がしっかり整っているため、たった1日でも効率良く回って観光を楽しむことができます。翌日は立山黒部アルペンルートや金沢へ足を伸ばしてみるのも良いですね。
次の休日に訪れてみてはいかがでしょうか。



*関連記事
>> レトロなパッケージに惹かれる! 富山で買いたいお土産(itta編集部)
>> 富山駅から徒歩10分で自然を満喫!「松川遊覧船」でゆったりクルーズを楽しもう(itta編集部)


このしおりのライター

このライターのしおり