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【石川】“UFOのまち”にある、NASA特別協賛施設「コスモアイル羽咋」が想像以上に面白い


石川県の「UFOのまち」って...!?

石川県に、「UFOのまち」と呼ばれる場所があることをご存知ですか?

能登半島の付け根あたりに位置する、石川県羽咋市(はくいし)。ここには「そうはちぼん伝説」という言い伝えがあります。

「そうはちぼん」とは、シンバルのような形をした仏具のこと。羽咋市では江戸時代から、そうはちぼんのようなものが空を飛んでいるのが頻繁に目撃されていたそうです。また、鍋のようなものが空から降ってきて人をさらうという神隠し伝説もあります。

これが後にUFOのことではないかと言われ、羽咋市は「UFOのまち」と呼ばれているのです。

ちなみに羽咋市は、先日ご紹介した「千里浜なぎさドライブウェイ」があることでも有名です。砂で作られたUFOや宇宙人の像も、市内にいくつかありました。



大人も楽しめる!「コスモアイル羽咋」

そんな「UFOのまち」で外せないスポットと言えば、「宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋」。よく見ると外観もUFOのよう?

「コスモアイル羽咋」の敷地内には、アメリカ製のロケットが立っています。(1・2段目は実際に宇宙を飛行したものだそう!)

私たちは当初ここへ行く予定が無かったのですが、この日は想像以上に天気が悪く、“雨でも楽しめる室内のスポット”を探した結果ここへ足を運ぶことに。B級っぽい場所かな?なんて思っていたのですが、最初に書いておくと、大人でも充分楽しめる本格的な博物館でした。実は、NASA特別協賛の施設なんです!

宇宙にロマンを感じる人におすすめしたい「コスモアイル羽咋」。どんな展示があるのか、少しだけご紹介したいと思います。



宇宙のロマンを感じる!展示の一部をご紹介

「コスモアイル羽咋」は2階が展示室、3階がコスモシアター(プラネタリウム型映画館)になっています。今回は展示室のみのチケット(大人400円、小中学生200円、未就学児無料)で入りました。

2階の展示室には、1960〜1970年代にかけて米ソが競いながら宇宙開発を進めていた頃の貴重な資料や、テレビ番組用に作られた宇宙人解剖の模型、世界各地でのUFO目撃情報などが展示されています。

▲ 本物の宇宙服!重さや機能、中に入っている物の図解までありました。

▲ 世界最大のクレーター「フレデフォード・ドーム」の隕石の欠片(触ることができます!)

▲ NASAで「スヌーピーキャップ」と呼ばれている通信用の帽子。アポロ8号に乗船していた飛行士が実際に使用していたもの。

▲ アポロ月面着陸船 LM(全長約8m、実物大の模型)

▲ 世界各地でのUFO目撃情報がずらり。

▲ 旧ソ連が開発した、ヴォストーク帰還用宇宙カプセル(この展示品はなんと、実際に宇宙から帰還してきたものだそう!)

ちなみに...
入り口付近でこんな冊子を見つけて、クイズの答えを探しながら展示を見てまわりました。

展示パネルや音声案内にヒントが隠されています。このクイズがあることで、さらっと流してしまいそうな説明文もじっくり読むことに。人類が宇宙の謎へ一歩ずつ近づいてゆく歴史を学ぶことができ、なかなか面白かったのでぜひ挑戦してみてください!



憧れの宇宙食が買える!お土産コーナー

「コスモアイル羽咋」1階では、Tシャツや文房具など、様々な宇宙関連グッズが販売されています。一番人気は、やはり「宇宙食」!

宇宙ステーションで実際に食べられた「スペースカレー」など、なかなか手に入れることのできないものばかり!ちょっと変わったお土産にいかがでしょうか。


余談ですが、トイレのマークまで宇宙人でした。

今回ご紹介したのは、ほんの一部。まだまだ驚くような展示が多数ありました。

「UFOのまち」と聞くとどこか胡散臭く感じてしまう方もいるかと思いますが、ここには人類の宇宙開発の歴史とロマンが詰まっていました。想像以上に本格的な「宇宙科学博物館 コスモアイル羽咋」で、子どもの頃のワクワクを思い出してみませんか?

このしおりのライター

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