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2017-01-20

『千と千尋の神隠し』のモデル地! 江戸東京たてもの園では釜爺の仕事場も見学できる


こんにちは! itta編集部です。
今夜の金曜ロードショーは『千と千尋の神隠し』ですね!
というわけで今回は、ジブリ作品『千と千尋の神隠し』のモデル地としてスタジオジブリ公式サイトに掲載されている場所や、ここもモデル地なのではと噂されている場所をまとめてみました。




『千と千尋の神隠し』のモデル地はココ!

『千と千尋の神隠し』の舞台だと言われる場所はたくさんありますが、スタジオジブリ公式サイトに “大いに参考にした場所” として記載されているのは、東京都小金井市にある野外博物館「江戸東京たてもの園」

ここでは、文化的価値が高いにも関わらず現地保存が難しくなってしまった歴史的建造物が移築・復元されています。江戸時代から昭和初期までの建築物30棟が建ち並び、そのうちのいくつかの建物が『千と千尋の神隠し』のモデルとなったそう。


千尋が働いた油屋は、江戸東京たてもの園の「子宝湯」からヒントを得たと言われています。
「子宝湯」はもともと東京都足立区にあった銭湯。昭和4年に建てられ、昭和が終わる頃に廃業しました。江戸東京たてもの園に移築された「子宝湯」ではお湯につかることはできませんが、浴室まで入って見学することができるので、レトロな雰囲気が好きな方はぜひ中も見てみてください。


江戸東京たてもの園内・文房具屋「武居三省堂」は、釜爺の仕事場のモデル。
今にもすすわたりが出てきそうな部屋です。

無数の引き出しが天井までびっしりと並びます。
釜爺が長い腕を伸ばして引き出しを開ける姿が目に浮かびますね。


こちらは「高橋是清邸」。窓辺が、傷を負ったハクが飛び込んできた場所のモデルとなっています。
古い建物ですが、綺麗に手入れされていました。


その他、昔の電車や醤油屋などもあり、タイムスリップしたかのような気分を味わえる「江戸東京たてもの園」。『千と千尋の神隠し』の舞台だということを知らなくても充分楽しめる場所かもしれません。

「江戸東京たてもの園」へは、武蔵小金井駅・東小金井駅・花小金井駅からバスでそれぞれ5〜6分で行くことができます。ジブリファン必見のスポット、ぜひ遊びに行ってみてください!





似ていると噂されている場所

公式にモデル地だと発表されている場所以外にも、『千と千尋の神隠し』の世界に出てきそうだと言われている場所が多数あります。

◎台湾・九份

写真:「【台湾】まるで『千と千尋の神隠し』の世界!夕暮れ時の九份に心奪われる」(ライター:Tom)より

言わずとしれた『千と千尋の神隠し』の湯屋に似ているスポット、台湾・九份にある「阿妹茶樓」。都心からは少し離れた山の上にあり、エキゾチックな雰囲気を楽しめます。

 

筆者自身も九份へ行ったことがあるのですが、現地で「湯婆婆的湯屋」と書かれている看板を見かけました。スタジオジブリ側はここがモデル地だということを否定していますが、現地では売りにしているようですね(笑)

モデル地ではないにしろ、不思議な空気の漂う魅力的な場所ですので、台湾へ行かれる際はぜひ九份へも足を運んでみてください。



◎四万温泉・積善館

写真:「【四万温泉】都内からバス一本で行ける秘境!レトロな温泉旅館でまったり女子旅」(ライター:ちゃんちか)より

こちらは、群馬県の重要文化材「積善館」。現存する日本最古の木造湯宿建築であり、赤い橋やトンネルなどが『千と千尋の神隠し』の世界観に似ていると評判です。実際に宿泊することができますので、四万温泉へ旅行する際はぜひ、宿泊先候補に入れてみてくださいね。

 

この他にも、『千と千尋の神隠し』のモデル地だと言われている旅館が国内にいくつかあるようです。

『千と千尋の神隠し』を見たあとは、実際に監督が参考にされた場所や作中に出てくる建物と似ている場所を訪れ、作品の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。

このしおりのライター

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